ネイビー・シールズ最強の狙撃手

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  • サイズ A5判/ページ数 428p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784562047970
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0098

出版社内容情報

9.11以後の米軍のイラクでの活動において多くの反乱兵を射殺し数度の勲章に輝いた著者によるイラク戦争最前線の回顧録。イラク戦争での作戦の実情と、訓練の内容などを詳述。 極限を生きた兵士の迫真のドキュメント!

内容説明

イラクの反政府武装勢力は、カイルを恐れるあまり彼を「悪魔」と呼んで、その首に賞金をかけた。屋根の上や隠れ場所から、おそろしいほどの正確さで仲間を守ったカイルは、シールズ、海兵隊、陸軍の兵から、後世に語り継がれるほどの信望を集めた。スリル満載のこの物語は、ただひとりの男にしか語ることのできない、戦争の壮絶な目撃証言である。

目次

照準のなかの邪悪
じゃじゃ馬馴らしとばか騒ぎ
身震い
拿捕
あと五分の命
狙撃手
死をもたらす
危険のなかで
家庭内紛争
罰を与える者〔ほか〕

著者等紹介

カイル,クリス[カイル,クリス][Kyle,Chris]
1974年、アメリカのテキサス州オデッサに生まれる。イラクの自由作戦など4回の実戦に参加した。戦闘時の勇敢な行為を讃えられ、ふたつのシルバースター、5つの武勲ブロンズスター、ふたつの海軍・海兵隊功績章、そして海軍・海兵隊褒賞勲章を受章。さらに、国家安全保障問題ユダヤ研究所からも感謝賞が授与されている。実戦配備後は、海軍特殊戦狙撃手と対狙撃チーム訓練のチーフ教官をつとめ、海軍シールズ初の狙撃手マニュアルである海軍特殊戦狙撃手教本を執筆した

マクイーウェン,スコット[マクイーウェン,スコット][McEwen,Scott]
カリフォルニア州サンディエゴの法廷弁護士

大槻敦子[オオツキアツコ]
慶應義塾大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

inami

28
◉読書 ★3 米海軍特殊作戦部隊に所属し、イラクの反政府武装勢力から「悪魔」と呼ばれ、首に賞金までかけられた狙撃手の体験記。当時の射殺記録(証人がいて敵の死亡が確認されたものだけカウント)は、米軍史上最多射殺記録を保持する狙撃手として認定された。人を射殺するときの覚悟、精神的なことはどのようなものだろうかと考えるが、「最初のひとりを射殺すると、あとは楽だった。仲間が殺される前に敵を殺す。悪いやつらを殺すのか好きだった」と。息子には2歳のときから銃の撃ち方を教えているという。これがアメリカ?人間の性?なの?2022/08/24

ひびキング

7
口絵の妻子との写真とスコープ越しに何百人も射殺した事実がどのように共存するかを知りたくて。想像もできない過酷な極限状態を乗り越えた著者の信念はブレがない。人を撃つことに罪悪感もない。武装勢力を蛮人と呼び、中東の安定とか世界の平和のためではなく、アメリカのためにアメリカの敵を倒す。70年間戦争で人を殺した事がなく愛国心も信心も薄い日本人には理解し難い現実がそこには垣間見える。2015/03/08

たみき/FLUFFY

7
同じく元SEALsのマーカス・ラトレルの著書は、軸となる事件があり、そこにフォーカスしていくタイプのものだったが、これは4度のイラクなどへの実戦配備全体についてと、家族(奥さんの手記が入るのが珍しい)との関わり合いを描いている。散漫な印象も受けるけれど、戦地に赴くアメリカ人の考え方や行動などを知る事ができる。ラトレル氏の著書の時にもそう思ったが、この愛国心と、それを脅かす悪に対しての徹底的な嫌悪や闘争心は私のような日本人には永遠に理解はできないだろう。善し悪しではなく、こういう人も世界にはいるのだ。2015/01/23

漢方売り

6
映画を見てから読みました。戦争賛美まではいかないけれど、いかにもアメリカ的考えの人だった。「死んで当たり前」の人がいるかどうかは意見が分かれるだろうが、家族を殺そうとする人物を殺した場合、それを咎められる人は皆無であることを考えると、カイルのような、大切な順番が、神>国家>家族のような場合、ある意味潔さを感じてしまう。少なくとも私には、退役後、退役軍人の支援を行う彼を非難することは出来ない。そして、彼が殺人という形で亡くなってしまった事は非常に残念。願わくは、人生を全うし、最後に何を思うのかを知りたかった2015/07/27

OjohmbonX

6
米軍最多射殺数達成スナイパーの自伝だけど、むしろいかに自分が特別でないかを語る自伝。一兵士としてのイラク戦争体験。アメリカ人の自伝を初めて読んだけど、各所でユーモアや皮肉をはさんだり、神への信仰や愛を語ったり、勇敢で仲間思いでなければならないという認識、体制批判等々、アメリカの自伝として一般的なスタイルなのか、軍人、シールズ、テキサス出身者、彼個人のどのバイアスからきてるのか謎。ただ、敵を悪と断言する態度は、相手と自分の交換可能性を問わずにおかない限り殺すことが難しいから兵士としては一般的な態度なのかも。2013/05/30

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