アラブ500年史―オスマン帝国支配から「アラブ革命」まで〈下〉

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アラブ500年史―オスマン帝国支配から「アラブ革命」まで〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560083291
  • Cコード C0022

出版社内容情報

オスマン帝国から現代まで、5世紀にわたって醸成されてきたアラブ世界の「内在的論理」から説き起こす、中東近現代史の決定版。

【著者紹介】
コロンビア・カレッジを卒業後、ハーバード大学でPh.D.(中東史)を取得。ボストン・カレッジやオクスフォード大学で教鞭をとったのち、同大学中東センター所長。著書にFrontiers of the State in the Late Ottoman Empire (1999)やOutside In: On the Margins of the Modern Middle East (2002)などがある。

内容説明

「アラブ革命」の淵源をたどる、注目の歴史大作!米ソ超大国の思惑に翻弄された冷戦時代を経て、アメリカ一極支配とグローバル化時代にいたるまでを、英国の泰斗がアラブ人の視点から丁寧に描く。

目次

第10章 アラブ・ナショナリズムの台頭
第11章 アラブ・ナショナリズムの衰退
第12章 石油の時代
第13章 イスラーム勢力の台頭
第14章 冷戦以後

著者等紹介

ローガン,ユージン[ローガン,ユージン] [Rogan,Eugene]
アラブ近現代史が専門の歴史家。オクスフォード大学セント・アントニー・カレッジ中東センター所長(1998‐)。子供時代をベイルートとカイロで過ごし、アメリカのコロンビア大学経済学部に在学中、中東史に関心を持ち、トルコ語とアラビア語を修得。卒業後、ハーヴァード大学で中東研究のM.A.(1984)、Ph.D.(1991)を取得。サラ・ローレンス・カレッジ、ケンブリッジ大学の講師を経て現職。ケンブリッジ大学出版部の「現代中東シリーズ」の編集者も務める

白須英子[シラスヒデコ]
翻訳家。1958年、日本女子大学英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ntahima

18
【県図書15】下巻に入り、少しは見聞きした歴史が登場すると頁を捲る速度も心持ち速まる。英国の三枚舌外交に始まり、数次の中東戦争、パレスチナ問題、レバノン内戦、イラン革命、湾岸戦争、9.11、イラク戦争、アラブの春など新聞でだけ目にしてきた歴史の流れが克明に語られる。読んでいるときは分かったような気になる瞬間もあるが、中東の歴史は複雑怪奇にもつれあい理解できたとはとても言えない。パズルのピースがバラバラのまま頭に放り込まれたような読後感。今後は類書を読みながらこのパズルを少しずつ組み立てる作業をしていきた。2016/06/07

井上裕紀男

13
中東と言えば?「石油」をイメージしてしまいますが、20世紀初頭までは本格的調査も進んでいない。本書は石油をあくまで歴史の変遷と絡めて説いてくれる所は興味深い。産油国のアラブ移住労働者数の増大、富める国と貧しき国が入れ替わり現代に繋がる。 革命家や新しい運動から生まれた指導者の台頭、冷戦時代までの描写はスリリング。 訳者の白須氏が語る「聴け!アラブ人のつぶやきを」。本書を通じて中東以外に伝わり続けてほしい。本書で歴史を知れば、勝手に国境線を引いたり、偏見で他民族・他宗派を見ることも無くなる。2023/12/30

MUNEKAZ

2
下巻も圧巻。第一次中東戦争での敗北からナセルらによる汎アラブ主義の盛り上がり、そしてそれが東西冷戦に飲み込まれ支持を失っていく中で、イスラーム主義が勃興し終わりのないテロの連鎖に繋がっていく。何度も反故にされる約束や協定、そして吹き荒れる暴力の凄まじさに、著者の指摘するアラブ人の感じる無力感が伝わってくる。ヨーロッパ各国の帝国主義による進出からこじれた話は、現在、難民問題により今度はEUにも大きな波紋を投げかけている。また上下巻を通して女性からの視点が多いのも印象的だった。2016/11/17

ドウ

2
第2次世界大戦後から現代にかけてのアラブ地域の通史。イスラエルとの4度の戦争、アラブ諸国の独立と革命、内戦と戦争が時系列でまとめられていて良かった。21世紀の話が微妙なのはまあまだ同時代なので歴史的評価が定まってないというのがあるのでしょうね。日本語のサブタイトルはややミスリード。2016/10/24

belier

2
下巻は戦後からアラブの春までカバー。混沌を極めるアラブ世界の現在の状況がどういう経過をたどってきたか概観できる。ナセル、サダト、カダフィ、アラファトなど名前だけは昔から知っている人たちが登場し全盛期の活動ぶりが知ることできたというは、昭和のヒーロー特集をテレビで見るのと似たような感慨があった。自分にとって上巻の悪のヒーローはフランスだったが、この巻では言わずと知れたイスラエル。とはいえ、状況次第ではどこの人も残虐になってしまうものなんだとも思えた。他の本などでアラブの知識を加え再読したい。2016/08/20

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