出版社内容情報
菊池寛と永田雅一という強烈な個性が不思議な信頼関係を築き、織りなしていったビジネスモデルを検証する、もうひとつの日本映画史。
内容説明
初代大映社長に就任した菊池寛。万全の態勢で依頼した永田雅一。文豪とラッパが築き上げた太くて短いビジネスモデル。
目次
第1章 菊池寛と永田雅一
第2章 二人三脚
第3章 終戦・退任・そして、菊池寛の急逝
第4章 永田雅一ひとりぼっち
著者等紹介
菊池夏樹[キクチナツキ]
昭和21年6月東京生まれ。立教大学法学部卒業後、文藝春秋に入社。現在高松市菊池寛記念館名誉館長、デジタルアーカイブズ株式会社編集担当取締役、イー・ビー・ヘルス・ケア顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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rbyawa
1
j024、遺族の方の本は癖があることがあるのでちょっと後回しにしていたものの(実際そういう評価を聞いていたし)、その心配は特になく、資料の上に家族間の情報を付け足したご係累のスタンスとしては最良じゃないかしら、若干ありゃ、てことはありましたが時代の変遷で研究進んだせいだな単に。大映はざっくり国策の映画産業統合ののちに作られた映画会社で文壇の大御所である菊池寛が就任、映画それぞれの話も聞きたかったもののまあ人間関係が主で戦後まで。概ねタイトル通りかな、しかし、このスタンダードな本への反発一体なんだったの…。2019/03/28
susie
0
饅頭本的で発見がなく、下手な小説風(見てきたように物を言い)で、登場人物の敬称も混乱、「話の屑籠」を雑誌扱いするなど、ちょっと酷いんじゃないかと思う。2011/10/10
tkm66
0
インテリ・菊池とヤクザ上がり・永田だが、ウマが合うって奴ですかね。2011/05/05
taskun
0
無理に永田視点にしようとして、時々視点の混乱が起きている気がする。小説風にしなくても良かったのではないかな。2018/04/25