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出版社内容情報
貧しくも夢と誇りがあった失われた日本人の原風景。昭和30~40年代の暮らしを地方写真家が残した貴重な映像で綴る。,,,
内容説明
草屋根の家の囲炉裏に家族が集い、神に祈りながら助け合って米作りなどの農作業にいそしんだ春夏秋冬の日々の暮らし。
目次
第1章 草屋根の家に暮らす(風土が生んだ家屋;家族のいる部屋 ほか)
第2章 馬も鶏も牛もみな家族(家畜の役割)
第3章 農作業の準備にいそしむ(初春に豊作を祈る;稲わらで作る)
第4章 米作りの知恵と人の手(ていねいに作る苗代;助け合った米作り ほか)
第5章 収穫のざわめきを聞く秋(夏行事と野良仕事;稲穂のたれる日 ほか)
著者等紹介
須藤功[ストウイサオ]
昭和13年(1938)秋田県横手市生まれ。民俗学写真家。民俗学者・宮本常一に師事し、庶民の生活を写真で記録するとともに、その生活史研究のために全国を3000日近く歩く。日本地名研究所より第8回(平成元年)「風土研究賞」を受ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
23
出版当初に農文協主催の神楽公演に行って、一目ぼれして購入した一冊です。最近開拓をして遊んでいる自分たちを義母は半ば呆れて面白がっているのですが、Liziqiさんという四川の女性のYoutube動画に一緒にはまり、「自給自足ってやっぱり素晴らしいわねえ」な~んて言ってます。ぷぷぷ。2020/05/28
コスヤ
8
次男の宿題の資料で借り、母の実家が兼業農家だったので興味深くじっくり読みました。が…先に読んだ「昭和に学ぶエコ生活」で竈とか良いなぁって憧れた気持ちが萎んじゃうくらい昔の農家の暮らしって大変過ぎる。水道があって電気があってガスがある暮らしはなんて便利なんだと改めて有り難く感じます。お父さん達の器用な事!お母さん達の忙しいこと!!体調悪くても寝てたら暮らせないよ。母に、川で泳いだり牛を飼っていたことや五右衛門風呂の話をきいてたけど、お伽噺じゃなかったのだ。お米を作る手間と人々の気持ちにガーンとなる。2015/02/09