内容説明
わが国の治験はグローバル化の波に乗ることができるのか。それとも「薬の後進国」に甘んじつづけるのか。
目次
座談会 精神科薬物療法の50年
日本の治験の現状と課題
向精神薬の治験の現状と課題
向精神薬の治験の進め方―抗うつ薬の臨床試験を中心に
うつ病および統合失調症の治療薬の開発―開発ストラテジーの多様化と日本の貢献
抗精神病薬開発の基本問題
ドパミン過剰仮説を越えて―病態生理の新しい知見と抗精神病薬の開発
抗うつ薬の現状と新薬開発の課題
不安・抑うつ障害治療薬の治験を成功させるために
新たな睡眠薬の開発に向けて―睡眠薬の薬効評価の課題
治験経験から学んだこと―プラセボ反応と臨床家のバイアス
著者等紹介
樋口輝彦[ヒグチテルヒコ]
1972年東京大学医学部卒業。1979年博士号(医学)取得。1981年マニトバ州立大学医学部生理学教室神経内分泌研究室留学(カナダ)。1983年埼玉医科大学精神医学講師。1989年群馬大学医学部精神神経学助教授。1994年昭和大学藤が丘病院精神神経科教授。2000年国立精神・神経センター国府台病院院長。2004年国立精神・神経センター武蔵病院院長。2007年国立精神・神経センター総長。2010年(独)国立精神・神経医療研究センター理事長・総長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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