福島第一原発事故を検証する―人災はどのようにしておきたか

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  • サイズ B6判/ページ数 167p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784535586031
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C3036

内容説明

事故は「想定内」だった。原発の安全解析にたずさわった著者が明かすメルトダウン事故の真因。

目次

第1章 福島第一原発の連鎖的な大事故はなぜおきたか―軽水炉の根源的危険性と連鎖的大事故の原因(軽水炉の根源的危険性―福島第一原発の特徴;非常用ディーゼル発電機の機能喪失の原因―安全審査の構造的欠陥 ほか)
第2章 事故の深刻な影響―放射能汚染・被曝・損害賠償・廃炉(放出された放射性物質の量;深刻な土地汚染と食物汚染 ほか)
第3章 事故前夜に日本の原子力発電がかかえていた懸念(泊原発の発電機不作動で露呈した品質管理の劣化;JCO臨界事故一〇年―米国並みの安全規制実現を ほか)
第4章 制度の構造的欠陥がまねいた福島第一原発事故―人災はどうしておきたか(崩壊した安全性の主張;日本の原子力開発の構造的欠陥―導入技術至上主義 ほか)
第5章 結論―大事故を二度とおこさないために(あらためて軽水炉の安全性を問う;福島第一原発事故に謙虚に学べ)

著者等紹介

桜井淳[サクライキヨシ]
1946年群馬県生まれ。1969年東京理科大学物理学科卒業。1972年東京理科大学大学院理学研究科修了。1983年「原子炉圧力容器の高速中性子評価法の研究」で理学博士。日本原子力研究所、原子力安全解析所、日本原子力産業会議勤務を経て、現在、技術評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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