iPS細胞 ヒトはどこまで再生できるか?

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784534043849
  • NDC分類 463
  • Cコード C0045

内容説明

多能性幹細胞、万能細胞とはいったい何?iPS細胞をどうやって作るの?クローン人間、不老不死は実現する?日本の研究体制で世界と勝負できる?知財・特許戦略に抜かりはない?再生医療をめぐるさまざまな問題に答える。

目次

1章 多能性幹細胞とはいったい何か
2章 「ヒトiPS細胞」誕生
3章 iPS細胞でガラリと変わる再生医療
4章 再生医学研究を成功させるための課題
5章 再生医療は未来の社会をどう変えるのか
終章 再生医療はいつ実現するか

著者等紹介

田中幹人[タナカミキヒト]
1972年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学政治経済学術院ジャーナリズムコース講師。97年、国際基督教大学教養学部理学科卒業。03年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。学術博士。03年、国立精神・神経センター流動研究員。05年、早稲田大学大学院政治学研究科・科学技術ジャーナリスト養成プログラム助手。08年より現職。学生時代からライターとして活動し、現在は大学に籍を置いて科学技術コミュニケーションの研究・実践と教育に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

2
日本は,残念ながら研究を行う上で恵まれた環境とは言いがたい.研究者にとって,金銭的な利益というものは,そこまで重要ではない.それよりも,どこまで自分のやりたいことがやれるか,それがより重要視される.アメリカでは,それがある程度保証されているからこそ,多くの研究者が集まってくる.2012/02/26

さくら

1
山中教授のノーベル賞授賞で俄然注目が集まっているiPS細胞。その仕組みを知りたくて本作を読みました。本書は細胞の仕組みだけでなく、再生医療そのものについてや日本の研究に対する現状、iPS細胞が出来るまでなどかなり充実したものになっています。この素晴らしい発見が実用化されるのにはまだ多くの時間がかかると思いますが、私たちが倫理観をきちんと持つということが少しでも早い実用化に繋がるのかもしれないと思いました。2012/10/15

にゃった

1
誕生の歴史、現在の問題点、今後の展望を鳥瞰した本で、読みやすい。一般向けではあるが専門用語が混じっている部分もあり2011/07/07

メルセ・ひすい

1
10. 青36 山中教授VS. 米国の金力 iPS細胞とはなんだろうか? 再生医療は、普通の医療と何が違い、どんな変化を社会にもたらすのだろうか? 現在の事実に基づき、再生医療をめぐるさまざまな疑問に答え、未来の可能性を提示する。2010/01/16

jetcity

1
上手に説明されていて好印象・科研費に対する問題提起も2009/10/25

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