内容説明
飢餓よりも余剰が深刻な食糧。資源需要は逼迫するが危機は来ない。エネルギー危機からの脱出法は―先入観にとらわれず冷静に見れば、資源争奪の問題点がはっきりわかる。これまで個別に論じられていた資源、食糧、エネルギーを、専門記者が相互関係を重視しながら総合的に捉え、今後のグローバル・バランスの行方を丁寧に解説する。
目次
第1章 幻想の資源・食糧危機
第2章 エネルギー多様性の世紀
第3章 エネルギーのプラットフォームは何か
第4章 膨張する鉱物資源需要
第5章 食糧は不足するのか
第6章 資源を求めて―フロンティアと経済の盛衰
第7章 原子力と日本のエネルギー安全保障
第8章 「未来エネルギー」への展望
著者等紹介
後藤康浩[ゴトウヤスヒロ]
1958年生まれ。早稲田大学政経学部卒業、豪ボンド大学経営大学院修了(MBA取得)。84年日本経済新聞社入社、社会部、国際部、バーレーン駐在、欧州総局(ロンドン)駐在、東京本社産業部、北京駐在、論説委員兼編集委員、アジア部長を経て、現在、日本経済新聞社編集局産業部兼アジア部編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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