グリーン革命〈上〉―温暖化、フラット化、人口過密化する世界

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 331p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532314415
  • NDC分類 451.35
  • Cコード C0036

出版社内容情報

オバマ大統領も本書を絶賛!「21世紀を制するのは、グリーン・テクノロジーとグリーン・エネルギーで主導権を握った国である」

内容説明

地球温暖化、世界各国でのミドルクラスの急激な勃興、急速な人口増加が一気に重なったいま、この地球はきわめて不安定な時代に突入しようとしている。エネルギー供給は逼迫し、原油価格は高騰、産油国の独裁政権はオイルマネーで潤う一方、基本的生活に必要な電力すら入手できないエネルギー貧困層が生まれる。中国とインドの経済発展はさらなる気候変動をもたらし、生物多様性を喪失させ、後戻りできない“破滅”に地球を放り込む…。再生可能エネルギーへ転換し、石油依存から脱却しつつ経済成長と豊かさを享受するという大きな試練に、国家と企業はどう立ち向かうべきなのか。産業革命の前後で世界が一変したように、“グリーン革命”の前後で世界の支配者は入れ替わる。人類が経験したことのない新時代を行き抜くための知恵。ピュリツァー賞を3度受賞した名ジャーナリストが「フラット化」の先を描いた全米大ベストセラー。

目次

第1部 現状(鳥も飛ばない場所;エネルギー気候紀元)
第2部 現状への道のり(アメリカ人が多すぎる―エネルギーと資源の需要と供給;独裁者を満タンにしつづけるのか?―石油政治;地球惑乱―気候変動;ノアの時代―生物の多様性;エネルギー貧困;グリーンこそがアメリカの新しい旗印)
第3部 前進の道すじ(地球を救う二〇五の簡単な方法)

著者等紹介

フリードマン,トーマス[フリードマン,トーマス][Friedman,Thomas L.]
ニューヨーク・タイムズ紙コラムニスト。1953年ミネソタ州ミネアポリス生まれ。ブランダイス大学を主席で卒業後、オックスフォード大学で修士号を取得(現代中東研究)。UPI通信に入社し、1年間ロンドン支局で勤務した後、ベイルートに派遣される。1979年から81年まで特派員生活を送った後、ニューヨーク・タイムズ社に移り、1982年ベイルート支局長を命じられた。赴任直後にイスラエルによるレバノン侵攻が起こり、この戦争、とくにサブラ・シャティーラ虐殺事件を取材したことで1983年のピュリツァー賞を受賞。1984年から88年までエルサレムに派遣されたフリードマンは、イスラエルに関する幅広く公平な報道、とくに第一次インティファーダ(民衆蜂起)の報道で再び同賞を得る。これらの体験をもとに書き上げた処女作『ベイルートからエルサレムへ』は1989年の全米図書賞を受賞した。クリントン時代にホワイトハウス担当首席記者をつとめた後、1995年からは外交問題コラムニストとなる。2002年、テロが全世界におよぼす脅威についての執筆活動が認められ、3度目のピュリツァー賞を受賞。著書に世界的ベストセラー『レクサスとオリーブの木』、第1回「ビジネス・ブック・オブ・ジ・イヤー賞」受賞作で累計300万部突破の大ベストセラー『フラット化する世界』などがある

伏見威蕃[フシミイワン]
翻訳家。1951年生まれ、早稲田大学商学部卒。ノンフィクションからミステリー小説まで幅広い分野で活躍中。トーマス・フリードマンの『フラット化する世界』で、訳文の完成度の高さを評価されて第1回国際理解促進図書・優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

20
2008年初出。 本屋で表紙が記憶に残ったので、 読んでいたようで読んでなかった本。 温暖化、フラット化、人口過密化。 エネルギーや資源の需要増大、 富の集中、気候異変、エネルギー貧困、 生物多様性の破壊(44頁)。 北極の氷が2070年、早くて2040年 には夏には溶けてしまう(192頁)。 これは、素人ながら、自転や地軸の バランスを崩し、天変地異 となるのは見えている。 生物多様性条約の名古屋会議は 2010年であったが、その後に3・11 となったので、今、改めて  2014/06/03

まめタンク

5
2019年266冊目。環境問題について語るのか?と思いつつ、原油高騰や世界情勢などフリードマン節炸裂の一冊です。環境について、こういう方法が解決策だ!といった本ではないので、あしからず。環境を題材にしたエッセイという感じでしょうか?環境問題について、アメリカ人が多すぎるからだというのは凄いフレーズでした。2019/10/31

Phycology

5
上巻で一番大切だと思った情報は、温暖化が過去の氷河期/間氷河期サイクルとは違い空前絶後のスピードで行われているということ。科学本ばかり読んでどうもこちらに傾倒しがちだったのでガツンとやられた。かも。2010/08/24

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

4
☆×4.5…これは絶対に人事ではない本。改定前の本だけれども学べることは本当にたくさんあります。まさに恐ろしいのは中国のそれ。それは現実的になろうとしています…それと石油マネーの裏側は本当に知ることができてよかったな、と感じました。どうにかしないとこの暴走は日本にまで来そうです。2011/08/20

メルセ・ひすい

4
※中国とインドの経済発展はさらなる気候変動をもたらし、生物多様性を喪失させ、後戻りできない。「破壊」に地球を放り込む・・・ 再生可能なエネルギーへ転換し、石油依存から脱却しつつ経済成長と豊かさを享受するという大きな試練に、国家と企業はどう立ち向かうべきか。産業革命の前後で世界が一変したように゛グリーン革命゛の前後で世界の支配者は入れ替わる。人類が経験したことのない新時代を生き抜くための知恵がすべてここにある。というが・・ 下巻に・・2009/05/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/571786
  • ご注意事項