日経プレミアシリーズ
天気予報はこの日「ウソ」をつく

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  • サイズ B40判/ページ数 187p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532262556
  • NDC分類 451.28
  • Cコード C1244

内容説明

なぜ「雨」の予報は「晴れ」よりはずれやすいのか?民間会社に気象庁より正確な予報ができる秘密とは。予測に使われる、知られざるハイテク技術とは―。世界トップレベルの日本の天気予報の裏側を、科学記者がやさしく解説。気象予報士だけが知る業界裏話から、世界の天気予報事情まで、様々な蘊蓄も満載です。

目次

第1章 そもそも天気はどのように予報されているのか?
第2章 天気予報に不可欠な、スパコンの今
第3章 ハイテク化しすぎた現代の天気予報と、その落とし穴
第4章 ニッチだけどすごい「気象ビジネス」の裏側
第5章 気象予報士のジレンマ
第6章 売れっ子のいるアメリカ、大ざっぱなフランス―世界各国天気予報事情
第7章 日本は隠れた気象研究の先進国だった!

著者等紹介

安藤淳[アンドウキヨシ]
1962年東京都生まれ。筑波大学自然学類(物理学)卒業、同大学院環境科学研究科修士課程修了。87年日本経済新聞社入社。科学技術部、産業部を経て98~02年ワシントン支局。米ハイテク政策や先端研究、同時テロの混乱などを取材。03~07年パリ支局長。帰国後、科学技術部デスクを経て編集委員。気象予報士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あひ

4
冒頭の「雨か雪か予報する判断の困難さ」の話から一気に惹きつけられた。 天気予報に関して色々な視点から書かれていて大変面白かった。 ただ、天気予報にまで費用削減が求められているという話題については、なんだかなぁと思わずにはいられない。こういう予算は削ってはいけないのではないだろうか。2017/07/25

てつJapan

4
【○】天気関連の会社の株を持っているため、手に取りました。会社・技術・予報士に関してなど天気について広く述べた面白い本でした。天気の世界にも効率化による悪弊がでつつあるのが不安に感じました。2016/05/20

Shinichi Takahashi

3
身近だし、よく頼りにもしてるけど、裏切られることの多い天気予報の裏側や、あまりよく知らなかった気象予報士資格や世界の気象予報事情など、興味深いことがたくさん。気象会社や気象ビジネスについて結構細かく記述しているのは、さすがは「日本経済新聞社」だな、と思うところしきり。2014/11/14

くまこ

3
天気予報の最新事情についてよくわかった。天気予報は外れたときに大きな印象を残すからかあまり感じなかったけれどコンピューターの進化とともに精度も上がっているようだ。その一方で機械に頼りすぎることも問題視しているところも面白かった。やはり人間の感覚というものも大切。2014/10/05

Yoshiki Ehara

3
最近、「過去に例を見ない大雨」や、局地的な大雨や竜巻など、異常とも言えるような天気が多いような気がします。これも温暖化の影響かと心配になったりもするのですが、もしかしたら、変わったのは天気ではなく、天気予報かもしれません。そこで、この本。今の天気予報はどうやって行われているのか? 気象庁と民間の気象予報会社は何が違うのか? 日本の天気予報と外国の天気予報の違いは? といった疑問に科学記者が答えてくれます。どの世界でも、プロの仕事はカッコイイし、面白い!2014/09/15

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