日経プレミアシリーズ
雇用改革の真実

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  • サイズ B40判/ページ数 244p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532262488
  • NDC分類 366.11
  • Cコード C1234

内容説明

「解雇しやすくなれば働くチャンスが広がる」「有期雇用を規制しても正社員は増えない」。議論されている改革が、世間の評判とは反対のメリット、デメリットをもたらすこともある。改革をどう評価すべきなのか、そして私達の働き方をどのように変えるのか。真実を知るための1冊。

目次

第1章 解雇しやすくなれば働くチャンスが広がる
第2章 「限定正社員」が働き方を変える
第3章 有期雇用を規制しても正社員は増えない
第4章 派遣はむしろもっと活用すべき
第5章 政府が賃上げさせても労働者は豊かにならない
第6章 ホワイトカラー・エグゼンプションは悪法ではない
第7章 育児休業の充実は女性にとって朗報か
第8章 定年延長で若者が犠牲になる

著者等紹介

大内伸哉[オオウチシンヤ]
1963年兵庫県神戸市生まれ。東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科博士課程修了。2001年より神戸大学大学院法学研究科教授。法学博士。労働法を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

23
解雇は信頼関係を喪失させる行為(30頁)。 SNEP(中年無業)問題は酷。 ハロワや採否で 年齢や男女差別もあると実感した。 雇用パイの公平な分配が重要(32頁) との指摘は全く当然。 限定正社員制度は、 わたしからすれば、無関係。 高齢高学歴ワーキングプア(K2P とか) は、 派遣すら厳しいので、 パートやアルバイトしかないし、 ハロワよりもバイト雑誌や ML経由で得ていくしかない。 そして、自分プロデュースで 個別訪問して快諾を得るしか 稼得機会はない。  2014/06/20

タナハシリ

4
雑誌(BUSINESS LAW JOURNAL)で紹介されていたことをきっかけに手に取る。労働法学者のなかには労働者の保護に偏りすぎている印象のある方もいるが、本書筆者の大内氏の主張は企業側の視点(?)から見ても説得力のあるものが多かった。労働問題の解決は一筋縄ではいかないが、個人的には日本の労働市場の特徴である「新卒一括採用」の弊害が大きいと思う。この点にかかる切り口がなかったのが残念。他にも多くの本を執筆されているようなので、機会があれば読んでみたい。2015/02/08

砂王

3
社会の俗説に対して、しっかりと指摘している本です。労働問題は、法律という紋切り型で言い切れるものではないことを理解できる人には、良い本です。大切なのは、問題解決への正しさであることでしょうか。2016/01/21

乱読家 護る会支持!

2
派遣から直接雇用へ、有期間雇用から無期雇用へという法の流れへの問題提起は同感。右肩上がりの時代と違って、企業は使えない、成長しない、従業員は雇用し続けれない。又、個々人の雇用環境悪化の要因にも、、、その他、限定正社員、ホワイトカラーエグゼンプション、育児休暇、定年延長など。国は、制度の拡充だけでなく、国民一人一人が、節目節目で自分のキャリアを見つめ直す機会を作る事にお金を使ってはどうか?あ、そん時は、ボク雇ってねん!f^_^;)2014/09/15

harmony1116

2
長い目で見れば、国があまり関与せず、市場に任すのがいいんでしょうね。ただ、若者への対策は本当に急がれると感じます。2014/06/17

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