日経プレミアシリーズ
原発とレアアース

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  • サイズ B40判/ページ数 217p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532261337
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C1233

内容説明

実は原子力外交とレアアース獲得外交は表裏一体だった―。資源問題と地球環境問題の切り札を封印された日本に残された道は?原発とレアアースの意外な関係と知られざる日本の資源エネルギー外交を明らかにする問題提起の書。

目次

新成長戦略の目玉だった環境エネルギー大国戦略(環境エネルギー技術の普及に沸く世界;エネルギー基本計画で重要視される3つのポイント ほか)
環境エネルギー技術のアキレス腱“レアアース”(環境エネルギー技術に欠かせないレアアース;レアアースの様々な用途 ほか)
中国リスク レアアースの地政学(決定力不足だった日本の対応;海外に触手を伸ばす中国 ほか)
ロシアとの協調模索 原子力の地政学(東芝による米WECの買収と「原子力立国宣言」;日本は核燃料サイクル分野に弱点 ほか)
危機後の日本の資源エネルギー戦略(福島原発事故はなぜ防げなかったのか;福島原発事故がもたらした電力不足 ほか)

著者等紹介

畔蒜泰助[アビルタイスケ]
1969年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。モスクワ国立国際関係大学国際関係学部修士課程修了。2005年4月より東京財団研究員。「資源エネルギーと日本の外交」プロジェクト・リーダー

平沼光[ヒラヌマヒカル]
1996年生まれ。90年明治大学経営学部卒業後、日産日動車株式会社入社、2000年に東京財団入団。現在は研究員兼政策プロデューサーとして外交・安全保障、資源エネルギー分野のプロジェクトを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーRY

4
中国の地政学でのキーアイテムであるレアアースと、原発の関わりが書いてある本。既に10年ほど経過してる本で、今の情勢とは異なる前提で書かれているものの、基礎的なことがまとめてあり入門にはありかも。2021/12/29

takao

3
ふむ2024/03/10

くまこ

1
経済ニュースを丁寧に追うことの大切さを教えてくれる本。2008年リーマン・ショック以降の環境エネルギー分野の国際的な動き。2010年中国のレアアース対日禁輸が、日本のベトナム原発計画第2期工事の受注など世界各国にどう影響したか。ベトナム等の新興国向け核燃料供給におけるロシアとの関係。2011年福島原発事故以降の日本と世界のエネルギー戦略。こうした大まかな流れを把握するのにとても勉強になった。個人的にはロシア、カザフスタン、イランの今後の動きに注目。2012/06/16

reur

1
日本政府の経済センスの不足や外交力の見直しが無い限り太陽光発電などの再生可能エネルギーも原子力も安定的な運用が出来ないうえ、中国さまやロシアさまと交渉する材料が全く有効に使えない。。。メタンハイドレート、天然ガス以外にも日本の排他的経済水域のレアアースを採取運用する能力を交渉に駆使出来ず、経済の停滞を招いているのは国民の無関心にも責任が有る。日本にはまだまだ地力が有る事を多くの国民が知ることは未来を考える現実的な1歩と言えるかも2012/02/05

naoto0804

0
日本のエネルギー政策について考える本。原発とレアアースの確保や外交について詳細に書かれている。2012/11/01

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