日経プレミアシリーズ
リーダーシップは「第九」に学べ

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  • サイズ B40判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532261283
  • NDC分類 761.9
  • Cコード C1234

内容説明

メンバーが一致団結し素晴らしい音楽を創り出すオーケストラは、企業組織と似ている。それを率いる指揮者の強力なリーダーシップは「経営者」「管理職」に通じるものがある。指揮者は必要なのか―謎に満ちたその仕事術を「第九」の魔力と共に紹介する。

目次

序章 指揮者のリーダーシップ
第1章 組織としてのオーケストラの率い方
第2章 リハーサルに大切なマネジメント力
第3章 指揮者は棒を振るだけではない
第4章 リーダーはどうやって育つのか
第5章 ベートーヴェン交響曲第九番(「第九」)の魅力
ベートーヴェン「第九」曲目解説

著者等紹介

小松長生[コマツチョウセイ]
福井県生まれ。東京大学美学芸術学科卒。イーストマン音楽院大学院指揮科卒。エクソン指揮者コンクール優勝。これまでにモントリオール響、ケルン放送響、ザルツブルク音楽祭、モスクワ放送響、北ドイツフィル、ボリショイ劇場、ヴェネズエラ国立響等を客演指揮。五嶋みどり・龍、堤剛、ヒラリー・ハーン、ラン・ラン、小曽根真、石井竜也、東儀秀樹らとの協演も注目を集めている。カナダ室内アンサンブル音楽監督、東京フィルハーモニー交響楽団正指揮者等を経て、コスタリカ国立交響楽団桂冠指揮者及びセントラル愛知交響楽団名誉指揮者。金城学院大学教授。音楽藝術学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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isao_key

8
タイトルを見て、話題重視の安直さに「またまた」と思って読み進めたが、結局最後までリーダーシップと第九との関係に言及した記述はなく期待はずれ。そもそも第九について語っているのが5,6章の約30ページのみで、残りはオーケストラや指揮者、楽団の仕組みなどについて書いている。それでもあまり知られていないクラッシック業界の話は楽しめた。オーケストラ団員になるには、国際コンクールに通るよりも競争率が高いという。考えてみれば、年齢制限もない上、絶対的な受け皿も少ない。だがその反面団員たちは誇りを持って仕事をしている。2014/03/20

ぼたもち

2
指揮者である著者の小松さんの経験をもとに、リーダシップとはどういうものであるべきかということについて語っている。最も心に残ったのは、直観力の育て方。何かをするときに、その際の自分の気持ちを覚えておいて、その結果がどうなってどんな気持ちになったか、結びつけてデータとして覚えておく。胸騒ぎがあったのに迷った挙句結局失敗しちゃったとか。その胸騒ぎの感覚を覚えておいて次に生かす。すると次第に次の選択肢が見えてくるようになってくる。そんなこと考えたこともなかったから、まさに寝耳に水だった。良本。 2011/10/04

nizimasu

1
指揮者は、何をしているのか。国際的指揮者の小松氏が、指揮者の役割と交響楽団を率いる上での資質などについても言及している。至って徒弟的な制度教養の身につける量も尋常でなくて、指揮棒の先にある些細な情報が実に芳醇なのがわかる2011/09/24

AliNorah

0
何故第九なのか?その辺りはよくわからないまま終わったけれど、指揮者という職業がわかって興味深かった。2015/04/24

Fige

0
ビジネス書のようだが、中身はオーケストラのマネジメントや指揮者のあり方等について。指揮者である著者曰く、指揮者は特殊な芸術の世界の特殊な「技術者」ではない。必要なリーダーシップは会社等の管理職と同じ。確かに、リーダーは明確な方向性を示し、納得のいく判断を下す必要があり、またチームのメンバーもオケ程ではなくともスペシャリストという点で同じである。 そして、納得感を与えるアウトプット(指揮)には相応のインプット(レパートリーの数)が欠かせないことなどは、まさしく自分に置き換えて考えさせられるものだった。2014/05/06

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