日経プレミアシリーズ
太陽熱エネルギー革命

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  • サイズ B40判/ページ数 251p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784532260941
  • NDC分類 543.7
  • Cコード C1233

内容説明

光を集めて熱エネルギーにする。その用途は発電から海水淡水化、農業・バイオへ次々広がり、将来は累計1京円の巨大産業にもなり得る。しかもCO2排出はゼロ、地球環境問題解決の切り札なのだ。欧米で実用化が始まった巨大プロジェクトの全貌を、豊富な事例とともにわかりやすく解説。

目次

プロローグ エネルギー・水・食糧―地球は脅威に晒されている
第1章 再生可能エネルギーとしての太陽熱
第2章 太陽熱発電の仕組みの概略
第3章 世界における太陽熱発電への取り組み
第4章 膨大な太陽熱発電プラント市場
第5章 太陽熱のアプリケーション:無限の可能性
第6章 温暖化ガス問題
第7章 アジア太平洋版DESERTEC
エピローグ 新パラダイムの提言

著者等紹介

菊池隆[キクチタカシ]
東京工業大学世界文明センター人文学院フェロー。1955年生まれ。東京大学文学部卒。スタンフォード大学(MBA)。商船三井、ATカーニー、東京工業大学21世紀COE特任教授などを経て現職。2011年1月よりDESERTEC Coordinator Japan

堀田善治[ホリタヨシハル]
東京工業大学統合研究院ソリューション研究機構特任教授。工学博士。1947年生まれ。東北大学大学院工学研究科応用化学専攻修士課程修了。現在、太陽熱活用海水淡水化プロセスの開発など低炭素社会基盤構築技術の創出に注力する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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マーム

5
ソフトバンクの孫社長が大規模太陽光発電所の建設事業をぶち上げるなど、太陽光発電は話題に事欠きませんが、太陽熱発電については、ほとんど話題になりません。しかし、世界的には再生可能エネルギーを巡る大きな潮流の一つとなっているようです。そして、将来的に地球規模の深刻な問題となるであろう水不足に関して、海水から真水を生成するには大きな電力を必要としますが、それを太陽熱発電で賄うというプロジェクトには、単にエコということだけではなく、国や地域を超えた広域の安全保障という観点からも、とても大きな可能性を感じました。2011/05/15

knht

1
太陽光ではなく太陽熱についての本。そもそも太陽熱発電というものの存在を初めて知った。可能性は大きいものだと感じたが政治などが絡むなかで本書で述べられていた計画はどこまで上手く運べるのだろうか。2011/11/29

けん

1
日本で話題になるのはほとんど太陽「光」エネルギーのほうだけど、本書は「熱」のほう。「太陽熱を日本でも!」と意気込む著者だが、やはりこのモデルでは国内雇用を創設できないので、お上のバックアップを得ることが出来ないだろう・・・てことは日本では無理だ。2011/04/24

E.T.

0
大規模な太陽熱エネルギー利用の技術解説、その可能性、重要性を記したもの。なぜ日本で普及が遅れているのかの分析、家庭用についての言及はあまりなし。2017/05/09

t04894ty

0
太陽熱を使った水プロジェクト(海水を真水にする技術)は将来必要になってくるだろうな。2012/03/10

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