シリーズ・現代経済研究
日本の税をどう見直すか

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  • サイズ A5判/ページ数 233p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784532133887
  • NDC分類 345.1
  • Cコード C3033

内容説明

政府の借金は1000兆円、国民1人あたり800万円にのぼる。もはや、歳出の無駄の削減だけでは抑えきれない。所得課税から消費課税へシフトさせる一方、再分配は「選択と集中」で―いま求められる税制抜本改革の道筋を提示する。

目次

序章 いま、なぜ税制抜本改革か
第1章 あるべき税制改革の全体像
第2章 税収の確保と格差の是正―給付付き税額控除制度の導入
第3章 二元的所得税再考―公平と効率の両立に向けて
第4章 経済活力を取り戻すための法人税負担軽減と消費税
第5章 地方分権改革と地方税のあり方―地方の自立と自己責任の確立に向けて
第6章 国際租税を取り巻く環境変化と税制のあり方

著者等紹介

土居丈朗[ドイタケロウ]
慶應義塾大学経済学部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Tommy

0
日本の税制の「歪み」は、これまでの歴史の中で、時代の変遷に応じて微調整、修正対応してきたツケのような気がした。各種控除による課税ベースの縮小と財源確保のための高税率。まさに”垂直比較”による弊害。冷静に海外との”水平比較”をすると、どれだけ我が国の税制が特異なのかが明確に理解できる。給付付き税額控除、消費税へのシフトなど、経済学的には正しいが、政治的には受け入れがたい改革をどう実行していくのか。デメリットもあると思うが、余命3年と皮肉られている日本経済への一つの処方箋になりうるものだと思う。2011/03/21

JURIST

0
井堀利宏先生の論考はなるほどそうですなあと納得したものの、土居丈朗先生の論考は学者らしさがなく期待外れ。消費税の欠点を是正するための具体策が何ら挙げられていない。給付付き税額控除に関しても、各章で触れているにもかかわらず記述が薄い。2011/01/07

hayao_s

0
程よくまとまってていい感じ。ただ、最後の章の国際租税の話は前提の知識が無さ過ぎて難しすぎた。また読みたい。2010/08/09

kozawa

0
ネットや雑誌の専門家らしき人の短い記事を読むよりはよっぽどまし。本書を鵜呑みにするのもどうかと思うが、データと論点が幅広く提示されていて、今まさに選挙で問われている税制についての幅広い視点を与えてくれる。税制について真面目に考えてみたいけど、本物の経済論文にいきなり飛ぶのも、という人はこの辺から手を付けるといいと思う。2010/07/01

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