内容説明
詫びる、反対する、お願い事をするなど、言いづらいひと言を的確に口にできるようになれば、仕事は何倍もはかどります。本書は、誰もが経験するビジネスシーンごとに、どのような伝え方が適切なのか、具体的に解説します。
目次
第1章 「お詫び」の気持ちを伝える
第2章 相手を傷つけずに「反対」「指摘」する
第3章 相手の心に寄りそう「なぐさめ方」
第4章 ミスを伝える、頼み事をする
第5章 成果の出ない人を「励ます」
第6章 感謝の気持ちを適切に伝える
著者等紹介
本間正人[ホンママサト]
京都造形芸術大学教授、NPO学習学協会代表理事、NPOハロードリーム実行委員会理事。東京大学文学部卒業、ミネソタ大学から成人教育学博士(Ph.D.)取得。企業研修講師のほか、NHK教育テレビ『3か月トピック英会話』講師(2012年)などを務める。教育学を超える「学習学」の提唱者として、個人の可能性を引き出すコーチングやファシリテーション、キャリア教育、グローバル人材育成など、幅広いテーマで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ノリピー大尉
12
人間は感情の動物である。コミュニケーションが相手の感情に影響し、感情によって行動が変わってくることを強く認識したうえで、言葉を選択する必要がある。ひとそれぞれ受け止め方は違うので、同じ内容でも相手によって話し方をカスタマイズする工夫が必要だ。今まで、いかに自分が無防備に発言していたかを知る機会となった。スマホが普及しているので、自分の発言が録音されているリスクも考えておく必要もあろう。2014/11/02
mami
4
◇図書館◇2019/07/04
もけうに
3
ほんっとうにコミュニケーションは難しい…。2016/06/01
日向夏
3
コミュニケーションは、誰しも避けては通れない道だけれど、実に難しい。周囲に反感を持たれるような態度や言動を撒き散らすような人もいるなかで、それぞれの関連性の中で前向きなエネルギーを得られるようなコミュニケーションがとれるようになれば、個人としても組織としてもまったく変わるんじゃなかろうかと思う。実践したい。2016/04/24
The pen is mightier than the sword
2
最近、「言い方」の大切さを実感しており、伝え方次第でこじれそうなことが多いし、実際周囲の人間にも伝え方が悪く、不必要にこじれさせるものがいる。知っていることでいらぬ軋轢を生まなくて済む。相手をなぐさめるときはやってはいけないことが多い。①相手の悲しみを一般化する。「よくわることだよ」。②巻き込まれまくる。…共感は大事だが、当事者以外が動揺するのは考えもの。あるいは、相手のミスを指摘するとき。相手に失礼だと思い込みがあると、腰が引けた前置きになり、しっかりと伝わらない。この本には役に立つ記載が多い。2302016/08/07