日経文庫
食料を読む

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  • サイズ B40判/ページ数 193p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784532112158
  • NDC分類 611.3
  • Cコード C1233

内容説明

本書は、経済、資源・エネルギー、環境、自給率や安全性など、様々な要素が複雑に絡み合う現代の食料問題を総合的に解説。近年の食料価格の高騰がなぜ起きたのか。市場構造、新興国の経済成長、バイオ燃料需要の増大などとの関係を検証。高い食料自給率を維持する欧米各国の食料政策を参照しながら、日本の食料貿易、農業政策、アジアにおける食料の確保について考える。最終章では、生産現場、消費者、政府それぞれの視点から、日本の食の未来をどのように支えていくかを考察。

目次

1 食料危機を経済学で考える
2 バイオ燃料需要の再検証
3 飼料穀物需要の急増と供給限界説の再検証
4 食料危機の本当の教訓
5 農業大国の攻撃的な食料戦略
6 日本の食料をどう確保するか
7 食料生産の価値の総合評価
8 アジアの食料確保とFTA
9 食の未来を支える食料政策

著者等紹介

鈴木宣弘[スズキノブヒロ]
東京大学大学院農学生命科学研究科教授。1958年三重県生まれ。1982年東京大学農学部卒業。同年農林水産省入省。1998年九州大学農学部農政経済学科助教授、2004年同大学院農学研究院教授。2006年から現職。米国コーネル大学客員教授(1998‐2007)。専門は農業経済学、国際貿易論。日本学術会議連携会員。食料・農業・農村政策審議会委員(会長代理、企画部会長、畜産部会長、農業共済部会長)、農協共済総合研究所客員研究員を歴任

木下順子[キノシタジュンコ]
コーネル大学客員研究員。1970年福岡県生まれ。1995年九州大学農学研究院修士課程修了、修士号取得。同年農林水産省入省、農業総合研究所研究員。2001年農林水産政策研究所主任研究員。2008年東京大学農学博士号取得。2009年より現職。専門は農業経済学、産業組織論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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