目次
第1章 現代ロボットの入門―メカトロニクスと生物型ロボット
第2章 ロボットの光と影―それはヒトの光と影でもある
第3章 ロボットの心って何だ?―脳科学とコグニティブアプローチ
第4章 言葉に感情的に反応するロボットを作る―インターネット情報から感情と意識を計算する
第5章 鏡の中の自分に気づくロボットを作る―ロボット自我の実現に向けて
第6章 心をもち、意識するロボットの活躍―モナドが思考や感情を表現する
第7章 ヒトを理解する道―すべては創造力から始まった
著者等紹介
武野純一[タケノジュンイチ]
1950(昭和25)年8月1日生。1974(昭和49)年明治大学工学部電気工学科卒業、同大学大学院工学研究科電気工学の修士、博士課程。1979(昭和54)年明治大学工学部助手、同専任講師、助教授を経て、1997(平成9)年同大学理工学部教授となり、現在に至る。その間、1989(昭和64)年ドイツカールスルーエ大学に訪問教授として留学、さらに1994(平成5)年同大学の客員教授として再度渡独し同大学の双碗型自律移動ロボットKAMROのプロジェクトに参加した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うめけろ
3
意識を持つロボットが近いうちにどのように登場するのか、という点を期待していたのだけれど、内容的にはガッカリ。著者の自慢話や、ロボットの顔の部分の作り方の説明等、一体どういう読者を相手に説明しているのか、内容が発散している印象を受けました。文章としても「~だが、~だが」みたいなおかしな構文が散見されたり、もうちょっと内容を推敲して欲しかったですねぇ。相変わらず何様的な感想ですみませんが。2012/06/23
osa_k
0
文体がちょっと読みにくいが,平易な言葉で書かれているので認知心理学のさわりだけ知るには良い. 実験についてもいくつか紹介しているが,得られた事実のみからの客観的な推論はあまりせず,著者の主観が多分に混じった書き方になっている. 単なる読み物としてはそれなりに面白い.2013/04/06
リリウモン
0
人工知能の定義をあらゆる角度から検証し、文体も軽く、興味を持ち始めたばかりの私には嬉しい一冊であった。故に製作過程の部分が本当に残念。2012/12/26
有効数字2ケタ
0
文系の方でも読みやすい本だったと思います。日本語の使い方が微妙だったり、内容が散漫だったりといった難点もありましたが。2012/12/20
Konji
0
メカトロニクスから脳科学、自我、感情と話題が移りますが、一般向けに(論文ぽくなくという意味で)簡単に書いてあるので読みやすかったです。同期のロボットの技術者が、脳への興味が高まって退社して、医学部を再受験したことを思い出しました。そうなる気持ちも良くわかります。2012/02/04