内容説明
多様なアメリカとそのダイナミズムを縦横に語り、「生」と「心」が展開する興趣つきぬ講演12篇。
目次
1 歴史(アメリカ文化史を求めて―一日本人研究者の軌跡;アメリカ文学史をめぐって―「アメリカ」探求の行方;知性主義と反知性主義―アメリカ文学創造の活力)
2 文化(アメリカの「文化」と「文明」―日本人のアメリカ;七面鳥からビーフ・ステーキまで―食肉とアメリカ文化;ジャズ、映画、俗語―「アメリカの世紀」とアメリカ文化;マリリン・モンローとその先祖たち―「ヤンキー・ガール」の系譜)
3 文学(アメリカの真っ只中で―ポーとその時代;大胆な「アメリカ化」の足跡―児童文学者ホーソンを読む;存在の自由を求めて―アメリカ文学におけるハックルベリー・フィンの伝統;新しい「驚異」の物語―アメリカ文学と妖精;歴史に「耐える」力―荒野のフォークナー)
著者等紹介
亀井俊介[カメイシュンスケ]
1932年、岐阜県生まれ。1955年、東京大学文学部英文科卒業。文学博士。東京大学名誉教授、岐阜女子大学教授。専攻はアメリカ文学、比較文学。著書に『近代文学におけるホイットマンの運命』(研究社、1970年、日本学士院賞受賞)、『サーカスが来た!アメリカ大衆文化覚書』(東京大学出版会、1976年、日本エッセイストクラブ賞、日米友好基金賞受賞)、『アメリカン・ヒーローの系譜』(研究社、1993年、大佛次郎賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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