出版社内容情報
がんの在宅緩和ケアに必要な「考え方」を身につけるがんの緩和ケアでは,身体的要因だけでなく精神面や社会面も考慮した「トータルペイン」「全人的ケア」という考え方が重要になる.本書は,在宅でこれまで1,200人以上を看取った著者の豊富な経験に基づく,がんの最終段階を中心とした在宅緩和ケアの実践書である.画一的なマニュアルではなく緩和ケアの「考え方」を身につけるという視点から書かれているため,あらゆるケースに応用できる.
はじめに
I章 緩和ケア
II章 症状緩和の実際
III章 緩和ケアの実践―患者・家族からの65の質問にこたえるノウハウ
付録 さくさべ坂通り診療所の在宅緩和ケアの実績
おわりに
大岩孝司[オオイワタカシ]
著・文・その他
鈴木喜代子[スズキキヨコ]
著・文・その他
目次
1章 緩和ケア(緩和ケアを考える;在宅緩和ケア;緩和ケアの諸相)
2章 症状緩和の実際(緩和ケアにおける症状緩和;がんの痛みと症状緩和;呼吸困難と症状緩和 ほか)
3章 緩和ケアの実践―患者・家族からの65の質問にこたえるノウハウ(患者が自身の状況を認識するためのアプローチ;家族の抱えている不安を一緒に解決する;喪失のプロセスにおける支援 ほか)
付録 さくさべ坂通り診療所の在宅緩和ケアの実績
著者等紹介
大岩孝司[オオイワタカシ]
1972年3月千葉大学医学部卒。1972年4月千葉大学医学部肺癌研究施設外科部門。以後、勤務医として呼吸器外科(おもに肺癌)の診療に従事。2001年9月在宅緩和ケアの診療開始。2002年4月医療法人社団修生会さくさべ坂通り診療所開設
鈴木喜代子[スズキキヨコ]
1979年3月国立千葉病院附属看護学校卒業。1979年4月~2000年3月国立病院に勤務。2000年4月~2001年8月株式会社ヘルシーサービスに介護支援専門員として勤務。2001年9月在宅緩和ケアの訪問看護開始。2002年4月医療法人社団修正会さくさべ坂通り診療所勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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