内容説明
本書は法務がサステナビリティ・ESGとどう関係するかについて対話形式で解説したものです。サステナビリティ・ESGは、いわゆるソフトローによってルール・規範が形成され、また、グローバルの資本市場で投資を行っている機関投資家が世界標準のソフトローの策定を主導しているという特徴があります。そこで、本書では、サステナビリティ・ESGについてのソフトローがどのような趣旨・背景に基づいて形成されてきたのかに遡りつつ、コーポレート・ガバナンス、サプライチェーン、サステナブルファイナンス、独占禁止法、M&Aといったトピックをもとに、具体例や関連する条文も交えながら、サステナビリティ・ESGと法務のつながりを検討しています。
目次
第1章 サステナビリティ・ESG法務の全体像(サステナビリティとは何か;サステナビリティ・ESGに関する法的論点)
第2章 サステナビリティ・ESGとコーポレート・ガバナンス(サステナビリティ・ESGと取締役の善管注意義務;株主との対話 ほか)
第3章 サステナブルファイナンス(サステナブルファイナンスとは何か;ESG債)
第4章 サステナビリティ・ESGと独占禁止法(サステナビリティ・ESGとカルテル;サステナビリティ・ESGとM&A)
著者等紹介
関本正樹[セキモトマサキ]
2007年東京大学法学部卒業。2008年弁護士登録(第一東京弁護士会)。2008年長島・大野・常松法律事務所(~2020年)。2014年Columbia Law School修了(LL.M.,Harlan Fiske Stone Scholar)。2014年長島・大野・常松法律事務所ニューヨーク・オフィス(~2016年)。2015年ニューヨーク州弁護士登録。2018年株式会社東京証券取引所上場部企画グループ出向(~2020年)。2020年東京国際法律事務所(~2021年6月)。2021年三浦法律事務所(~現在)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。