内容説明
従来の経営戦略論は、デジタル化の世界においても、妥当性を持ちます。しかし、経営者や事業の企画者として知っておいた方がよいデジタル独特のテーマがいくつも存在しています。ネットワーク効果などのハードな戦略に影響を与える競争ダイナミズムの理解はもちろんですが、多くのデジタル関係の書物で扱われていない産業構造変化、デジタル化のための発想法や組織の在り方の変化についても、それらがデジタル化を促進あるいは阻害する要因となるため、事業企画者にとって重要であり、必ず理解しておかなければならない知識となっています。本書では、デジタル化、特にDX(デジタル・トランスフォーメーション)について、知っておくべき考え方や知識を整理しています。デジタル化による産業構造やビジネスモデルの変化をわかりやすく解説するとともに、デジタル化に伴うビジネス上の課題も網羅的に解説しています。
目次
第0部 デジタル化総論(デジタル・トランスフォーメーション(DX)の意味と重要性)
第1部 デジタルによる戦略の変容(提供価値のデジタル化;デジタルによる顧客との関係構築とUsage Management Platform(UMPF)
バリューチェーン高度化
資源とそのシェアリング
プライシング)
第2部 デジタルによる競争ダイナミズムの変化(プラットフォームとそのダイナミズム;モジュール化とエコシステム;大きなインパクトを持つデジタル化領域;デジタル技術のビジネスインパクト)
第3部 デジタル化の実現とその阻害要因の克服(DXの実現に向けて;DXを阻害する要因とその克服)
著者等紹介
今枝昌宏[イマエダマサヒロ]
エミネンスLLC代表パートナー。ビジネス・ブレークスルー大学大学院教授。愛知県生まれ。PwCコンサルティング、IBM、RHJI(リップルウッド・ホールディングス)などを経て現職。現在は、コンサルティングと研修事業を営む企業を経営するとともに、ビジネス・ブレークスルー大学大学院で「現代版企業参謀」「デジタル時代の経営原理」の講座を担当。ビジネスモデル論、サービス経営、IoTビジネスなどを専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ireadertj
Nobuyuki Tsuji
よっ!
Shiro
Go Extreme