入門財務会計

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  • サイズ A5判/ページ数 295p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784502130113
  • NDC分類 336.9
  • Cコード C3034

内容説明

このテキストでは、会計の仕組みと考え方を最も深いところで支えているエッセンスを掘り起こし、それをわかりやすくかつ正確に解説することに力を注いでいます。また、会計学は、静態論から動態論へ、収益費用アプローチから資産負債アプローチへと、その足場を移行させてきました。本書では、その是非ではなく、その意味を、対立概念の比較をとおして解説しています。これにより、それらの考え方の特徴をより浮き彫りにし、移行の意味を理解することができます。

目次

会計とは何か(取引;記録 ほか)
会計の機能(会計情報の利用者と利用目的;説明機能 ほか)
会計のルール(承認が必要なルールと不要なルール;複数の代替的ルールを選択的に利用する可能性 ほか)
会計の制度性(法制度と会計;企業会計に対する法律の支持;慣習としての会計ルール)
会計の基礎概念(会計公準;企業会計原則;概念フレームワーク)
会計の仕組み(貸借対照表と損益計算書の関係;設例による財務諸表の作成;利益決定の前提)
利益計算の考え方(会計におけるストックとフロー;財産法と損益法 ほか)
発生主義会計(現金主義会計と発生主義会計;発生主義の原則 ほか)
配分と評価(配分の基本的な考え方;費用配分の原則 ほか)
資産負債アプローチと収益費用アプローチ(基本的な論理構成;2つの会計観の相違 ほか)
資産・負債の認識と測定(基準設定に対する資産負債アプローチの作用;有価証券の時価評価 ほか)
純資産の会計(純資産の部の表示区分と構成項目;株主資本の区分の考え方 ほか)

著者等紹介

藤井秀樹[フジイヒデキ]
1956年福岡県生まれ。1978年京都大学経済学部卒業。1984年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程指導認定退学。近畿大学商経学部講師、助教授、京都大学経済学部助教授を経て、1997年京都大学博士(経済学)。1998年京都大学大学院経済学研究科教授。1999年マンチェスター大学客員教授(~2000年)。2004年パリ・ドフィーヌ大学招聘研究者。税理士試験委員(~2006年)。2014年公認会計士試験委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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