出版社内容情報
著者の経験による調査ノウハウを惜しみなく公開。設例・Q&Aで実務が具体的につかめる。
内容説明
本書は、個別の事案の調査の中で試行錯誤しながら蓄積していった不正会計調査の方法論を整理し、まとめたものです。調査ノウハウだけでなく、会計不正そのものについての理解がより深まるように、解説に加えて設例・Q&Aをつけています。特に設例では、実務の雰囲気が伝わるように、なるべく現実的で具体的な内容で解説しています。
目次
第1章 調査計画の立案(全体の流れ;調査着手の判断;具体的な計画立案方法;情報管理)
第2章 証拠収集(考え方;証拠収集の優先順位;証拠物の保全および整理;証拠物の分類;社内での証拠収集;電子データの収集とデジタル・フォレンジック技術の活用)
第3章 証拠分析(考え方;不正会計事案に共通する証拠分析の方法;粉飾事案の証拠分析;業務上横領事案の証拠分析;電子データの分析とデジタル・フォレンジック技術;科学的鑑定)
第4章 ヒアリング(考え方;不正嫌疑者本人へのヒアリング;不正嫌疑者以外へのヒアリング;供述の証拠化)
第5章 調査報告書の作成(考え方;結論の形成;報告書の形式)
著者等紹介
藤本一夫[フジモトカズオ]
藤本公認会計士事務所代表公認会計士。昭和48年、広島県福山市生まれ。平成8年、岡山大学経済学部卒業。平成11年、公認会計士第2次試験合格後、プライスウォーターハウス青山監査法人入所。平成15年、公認会計士登録。平成16年、金融庁・証券取引等監視委員会証券取引特別調査官。平成18年、わが国で初めてとなるフォレンジック専門の会計事務所、藤本公認会計士事務所を開設。不正会計事案の調査、再発防止体制の構築支援など、会計不正への対応に高い実績がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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