内容説明
多くの日本企業が海外展開をしている。だが実は、海外拠点の活動の実態が見えていないというケースが多く、また欧米のグローバル企業と比べて収益率も低い。本書は、海外事業に失敗する要因を分析するとともに、成功のためのポイントを豊富なケースを用いて解説、さらにこれからのグローバル企業がとるべき戦略を明示する。
目次
グローバル企業の海外での実情
第1章 なぜ日本企業は海外事業に失敗するのか(海外事業に失敗する8つのパターン;日本式マネジメントが海外事業を潰す12の理由)
第2章 海外事業成功のためのポイント(成功のための7つの基本ポイント;戦略策定のための9つのポイント;ファイナンスにおける5つのポイント;企業価値向上のための5つのポイント;マーケティングにおける5つのポイント;成功する組織を作る6つのポイント;イノベーションを達成する2つのポイント)
第3章 これからのグローバル戦略(グローバル化という現象をどう見ていくか?;海外事業スキームの組織編制はどうするか?;海外事業の再生とIPO)
著者等紹介
小林一郎[コバヤシイチロウ]
M&Aコンサルタント、青山学院大学特任教授。1960年生まれ。岡山県倉敷市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。味の素株式会社、国際会計事務所プライスウォーターハウス(現プライスウォーターハウスクーパース)を経て、98年より(株)E.C.A代表取締役CEOとして、戦略コンサルティングを提供。主にM&A助言、インキュベーション(事業開発)や企業再生のミッションをもって、活動している。大学院での研究専門領域は、コーポレート・ファイナンス、M&A、ワールドワイドなビジネスモデルや海外事業開発である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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