内容説明
質問紙調査の量的分析による実証的研究。中国山東省の省都、済南市の後期中等教育を事例に、教育機会と社会階層の関係を明らかにし、都市部における社会階層間の教育機会配分と、そこに生じる格差の形成メカニズムを検討する。
目次
序章 研究背景と研究課題
第1章 1980年代以降の中国における高校政策の変化とその影響
第2章 済南市の社会構造と教育システム
第3章 高校格差の変容と教育機会の配分
第4章 学業達成にかかわる文化資本
第5章 学校生活への適応の階層差
第6章 進路志望と将来像
終章 社会階層と教育機会
著者等紹介
張建[チョウケン]
中国山東省済南市生まれ。1999年に国費留学で来日。2003年東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻学校教育改革コース修士課程修了。2010年東京大学大学院教育学研究科学校教育高度化専攻教職開発コース博士課程修了。博士(教育学)。2018年より東京電機大学特任教授。2020年より東アジア教育研究所代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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