内容説明
現代社会が求める“コミュニティ”の夢と現実。インターネット・SNS・地域・雇用・文化・メンタル…気鋭の論考15本が読み解く。
目次
複合メディア社会における“コミュニティ”とは何か
第1部 ネットメディアと“コミュニティ”の夢(インターネット創世神話と“コミュニティ”願望―“心”は接続されるか;リトル“ビッグ・ブラザー”たちの共同体―ネットとTV、遍在/偏在する“眼”;複製映像の“コミュニティ”―映像を媒介とした社会的相互行為と三つのファッド現象;否定の“コミュニティ”―“オタク”の発生とインターネット ほか)
第2部 ネット“コミュニティ”の現実(精神疾患を患う人びとのネットコミュニティ―彼女ら・彼らはなぜネットでなければならないのか?;閉鎖的コミュニティという迷走―ゲーテッド・コミュニティとSNS;オンラインコミュニティの困難―オタクとオンラインコミュニティ;オンライン上における音楽制作者のコミュニティとその変容―コミュニティからコミュニティ・サービスへ ほか)
著者等紹介
遠藤薫[エンドウカオル]
東京大学教養学部基礎科学科卒業(1977年)、東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了(1993年)、博士(学術)。信州大学人文学部助教授(1993年)、東京工業大学大学院社会理工学研究科助教授(1996年)を経て、学習院大学法学部教授(2003年)。日本学術会議連携会員、日本社会情報学会会長、情報通信学会副会長。専門は理論社会学(社会システム論)、社会情報学、文化論、社会シミュレーション(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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