インターネットと“世論”形成―間メディア的言説の連鎖と抗争

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インターネットと“世論”形成―間メディア的言説の連鎖と抗争

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  • サイズ A5判/ページ数 351p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784501620509
  • NDC分類 361.47
  • Cコード C3036

出版社内容情報




◆ 第Ⅰ部 インターネット社会における<世論>の諸問題
1 インターネット社会における<世論>とは何か
2 コミュニケーション・メディアとしてのインターネット
3 インターネットと<公共圏>
4 インターネット社会における<群集>
5 メディア複合環境における間メディア性の諸様相
6 インターネットとマスメディア
7 インターネットにおける個人/集合的コミュニケーションの構造
8 インターネット・コミュニケーションと<現実>の相互連結
9 インターネットにおける文化実践と<世論>
◆ 第Ⅱ部 現場からの報告
10 日本のブログと<間主観性>について
11 佐世保事件におけるマスメディア報道とインターネット
12 マスメディアがブログと出会うとき
13 多極化の岐路に立つ韓国のオルタナティブ・ジャーナリズム
14 Winny問題とネット
15 電車男の物語
16 東アジアの「インターネット・ナショナリズム」
◆ 第Ⅲ部 「2ちゃんねる」という問題
17 社会現象としての「2ちゃんねる」
◆ 第Ⅳ部 インターネットと<世論>,そして社会変動
終 現代社会とメディア問題

内容説明

電車男、佐世保事件、反日、Winnyなどビビッドな現象を生きた社会学が読み解く。2ちゃんねる管理人西村博之対談収録。

目次

第1部 インターネット社会における“世論”の諸問題(インターネット社会における“世論”とは何か;コミュニケーション・メディアとしてのインターネット;インターネットと“公共圏”―象徴権力の正当性をめぐる闘争 ほか)
第2部 現場からの報告(日本のブログと“間主観性”について―イラク戦争をめぐるインターネット上の“世論”;佐世保事件におけるマスメディア報道とインターネット―間メディア性から立ち現れるマスメディア“世論”;マスメディアがブログと出会うとき―「ブログ=ジャーナリズム論」をめぐって ほか)
第3部 「2ちゃんねる」という問題(社会現象としての「2ちゃんねる」―社会学者と管理人の視点から(対談:遠藤薫(学習院大学教授)×西村博之(2ちゃんねる管理人)))
第4部 インターネットと“世論”、そして社会変動(現代社会とメディア問題―“世論”の背後にあるもの)

著者等紹介

遠藤薫[エンドウカオル]
東京大学教養学部基礎科学科卒業(1977年)。東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了(1993年)。博士(学術)。信州大学人文学部教授(1993年)。東京工業大学大学院社会理工学研究科助教授(1996年)。学習院大学法学部教授(2003年)
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感想・レビュー

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えすの

0
2004年に発刊されただけあって、ネット世論を扱いながら、ネオ麦茶事件/マトリックスOFF/オーマイニュース/Winny など取り扱っている事例は懐かしいものが多い。ネットの同行→マスメディアへ、というニュースの間メディア性を彼女が説いたのもここから?ハーバマスの公共圏の構造転換を中心に2ちゃんねる(及びウェブログ)を読みといている。現代のSNSまでを考える予備的資料。2016/01/14

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