自転車と健康

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  • サイズ A5判/ページ数 177p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784501616809
  • NDC分類 786.5
  • Cコード C1075

出版社内容情報

自転車で新しいライフスタイルを

 運動して健康になりたい。けれど,どのような運動をどうやって始めたらいいかわからない。この本は,そういう人を対象に書かれています。私たちはこの本の中で自転車を用いた運動を勧めます。その理由をこれから述べます。
 1970年以降,日本では高度経済成長に比例して生活が物質面で豊かになり,車社会が広がり,身体を動かす機会が減ったといわれています。その結果,運動不足により生じる生活習慣病(成人病)が蔓延し,これを予防しようとする気運が高まりました。そしてジョギングをはじめ,エアロビクスダンス,スイミング,エクササイズウォーキングなど,健康の維持・増進を目的として運動する人々が増え,運動形態も多様化しています。
 また,余暇時間の増加にともない,1987年にはリゾート法が制定されました。しかし,人々はお金のかかる高級リゾート施設を利用するより,安価で身近に親しめるアウトドアでの活動に魅力を感じたのでしょう。オートキャンプをはじめ,ハイキング,釣り,カヌー,スノーボード,パラグライダーなどのアウトドアスポーツの愛好者が増え,アウトドアブームが到来しました。
 これらの健康志向とアウトドアスポーツが一体化することによって真に豊かな生活を可能にしてくれるということが,一般に認められつつあるような気がします。この健康とアウトドアの両方の側面を持ち,かつ最も身近なスポーツとして手軽にできるのが自転車であると思うのです。人間の力だけで走る自転車は,地球環境に害を与えません。それどころか,人間の体力が向上すれば自動車よりも自転車に乗る機会が増えるでしょう。木や山や空を見ながら自転車に乗れば,人間の生き方が大自然に近づきます。自転車で走るときの爽快感や行動の広さは抜群です。自転車は,これからの人間の生活を豊かにする上で欠かせないものとなるのではないでしょうか。
 そこで本書では自転車とはどのような乗り物かを紹介し,自転車を用いた運動の仕方と,そのときに安全に運動をするために必要な生理学的な理論や,食事に関する知識を提示します。そして,自転車を生活の一部に取り込んだライフスタイルが豊かな生活を可能にし,また健康を保つ上でいかに効果的であるかを示していきたいと思います。
 読むときは,章の順序にこだわらず興味のあるところから読んでもらえたらと思います。この本が,自転車という乗り物に興味を持ち,健康的な生活をするための正しい知識を身につけ,豊かなライフスタイルを築くきっかけになることを期待します。
1999年2月                                     
著者一同

第1章 自転車の基礎知識
第1節 自転車の歴史
  1. 自転車博物館サイクルセンターの自転車達
  2. ロードレーサとマウンテンバイク
 第2節 自転車競技の種類
 第3節 自転車と地球環境
  コラム:自転車の各部の名称
第2章 運動とからだ
第1節 運動とからだ
  1. 運動と健康
  2. 運動の効果
  3. 運動を活用する
  4. 市民スポーツ
 第2節 人の運動
  1. 骨格と筋肉
   1) 骨格
   2) 関節
   3) 関節の運動-筋収縮と拮抗的作用
  2. 筋収縮とエネルギー供給
   1) 無酸素性のエネルギー供給過程
   2) 有酸素性のエネルギー供給過程
   3) 運動後の回復過程
   4) 白筋と赤筋(速筋と遅筋)
   5) 人の持久性能力の指標
 第3節 運動の方法
  1. 運動の種類-有酸素性か,無酸素性か
  2. 運動の強度
   1) 心拍数から運動の強度をはかる
   2) 主観的な運動の強度
   3) 酸素摂取量からの運動の強度をはかる
   4) 効率から運動の強度を求める
   5) サイクリングの有用性
  3. 運動の時間
  4. 運動の頻度
  5. 運動と健康ライフ
 第4節 運動とからだの変化
   1) ウォーミングアップ
   2) 筋肉のポンプ作用
   3) クーリングダウン
   4) 水分補給
   5) エネルギー源補給
   6) 外気温度が高い場合の服装
   7) 日射病,熱射病の予防と応急処置
   8) 外気温度が低い場合の服装
   9) トレーニングの時間帯
   10) 外傷性骨折
   11) 疲労骨折
   12) 脱臼
   13) 筋肉がつる
   14) 捻挫
   15) 突き指
   16) 止血法
   17) スポーツ貧血
   18) 筋肉痛
   19) 運動中の腹痛
   20) テーピング
   21) 運動のストレス解消効果
第3章 自転車と食事
 第1節 健康と食事
  1. 栄養のバランス
  2. 必須の栄養素
   1) 必須アミノ酸
   2) 必須脂肪酸
  3. 咀嚼
  4. 食品,食材を選ぶ
  5. 健康的な食べ方
  6. 健康食品や特定保健用食品などを利用する
 コラム:健康食品
 コラム:特定保健用食品
 第2節 運動と栄養素
  1. 運動と糖・脂肪
  2. 運動とタンパク質
  3. 運動とビタミン
  4. 運動とミネラル
 第3節 運動と食事
  1. 体力をつける運動と食事
   1) 筋肉をつける
   2) 持久力を向上させる
  2. 肥満を予防する運動と食事
   1) 有酸素運動で脂肪を燃やす
   2) 筋肉をつけて基礎代謝量を増やす
   3) 筋肉の質を変えてエネルギー消費を多くする
   4) 食後の運動量を考慮して食事の内容を決める
   5) 脂肪の燃焼を押さえてしまうインスリンの分泌を低下させる
  3. レースに出るための食事
   1) レース前に体内にエネルギーをためておくグリコーゲンローディング
   2) レース中のエネルギーと水分の補給
第4章 力学的基礎知識
第1節 ペダリングの技術
  1. ペダル踏力の伝達経路と空気抵抗
  2. 関節トルクとは
  3. 2種類のペダルのこぎ方
  4. ペダル踏力の測定
 コラム:ペダル踏力のクランクトルク
  5. 回転数と負荷
  6. 以上の力学的実験結果からのアドバイス
 第2節 ブレーキとシフトレバー
  1. タイヤと摩擦
  2. シフトレバー
  3. 走りはじめるときの注意
 第3節 自転車によるトレーニング方法
  1. 音によるフィードバックトレーニングシステム
  2. トレーニング負荷と心拍数の数学的モデル
第5章 自転車ライフ
第1節 自転車の購入の仕方
  1. 自転車購入の心構え
  2. 自転車の車種選び
  3. フレーム
  4. パーツと付属品
   1) パーツ
   2) サドル
   3) ライト
   4) リフレクター
   5) スタンド
   6) マドガード
   7) 鍵
   8) 服装
   9) 工具
  10) サイクルコンピュータ
第2節 バイクトレーニングとしての走り方
  1. 安全に道路を走る方法
  2. 安全な走り方と交通ルール
  3. 街中で走りはじめるときのプログラム
  4. 自動車を利用した楽しみ方
  5. 自転車の立場から見た道路事情
  6. 自転車と街,そして鉄道
あとがき

付録:競技志向としての自転車

プロレーサーからのアドバイス

内容説明

本書では自転車とはどのような乗り物かを紹介し、自転車を用いた運動の仕方と、そのときに安全に運動をするために必要な生理学的な理論や、食事に関する知識を提示。そして、自転車を生活の一部に取り込んだライフスタイルが豊かな生活を可能にし、また健康を保つ上でいかに効果的であるかを示している。

目次

第1章 自転車の基礎知識
第2章 運動とからだ
第3章 自転車と食事
第4章 力学的基礎知識
第5章 自転車ライフ