ピッチと和声の神経コード―心は脳の音楽

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ピッチと和声の神経コード―心は脳の音楽

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  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784501555207
  • NDC分類 491.37
  • Cコード C3004

出版社内容情報

音楽にとって重要なピッチ(音高)を人間の神経がどのように符号化するのかを詳しく考察。幅広い層の読者に興味深い本。音楽にとって極めて重要なピッチ(音高)を人間の神経がどのように符号化するのかを詳しく考察。事実と実験結果、推測に基づいた大胆な仮説を提案し、秀逸な知的エンターテインメントとして読むこともできるが、各分野の研究者には多くのヒントやテーマが潜んでいるだろう。神経生理学、音響心理学、音楽理論、物理・工学など、幅広い層の読者に興味深い本だと思われる。

第1章 和声の歴史的側面

 1.1 音楽の起源

 1.2 音楽と和声の力

 1.3 普遍的な言語としての音楽

 1.4 音楽的調和と整数

 1.5 普遍的な和声(宇宙の調和)

 1.6 球の調和

 1.7 現代の天文学における調和

第2章 音と周期性

 2.1 音は動きである

 2.2 音の周期性

 2.3 フーリエ解析

 2.4 言語音

第3章 基音の不在の発見??Missing Fundamental

 3.1 サイレンの音??“The sound of sirens”

 3.2 ピッチ論争

 3.3 ヘルマン・フォン・ヘルムホルツ

 3.4 ピッチの機械的な基礎か?

 3.5 結合音と欠如基音

 3.6 和音の機械的な基礎か?

 3.7 ヘルムホルツの音楽への影響

第4章 ピッチの謎

 4.1 電話説

 4.2 「残留音(residue)の再考」

 4.3 「支配的領域」

 4.4 ピッチ移動

 4.5 スペクトルの符号化

 4.6 時間的符号化

第5章 聴覚における時定数

 5.1 ピッチ知覚の素量的効果

 5.2 引き込み現象と絶対音感

 5.3 母音フォルマントにおける聴覚時定数

 5.4 声調言語である中国語における時定数

 5.5 笛調律の不思議

 5.6 鳥の鳴き声の聴覚時定数

第6章 聴覚の伝達路

 6.1 蝸牛から皮質まで

 6.2 耳

 6.3 聴神経

 6.4 蝸牛核

 6.5 オリーブ核群

 6.6 外側毛帯

 6.7 下丘

 6.8 視床,皮質への門

 6.9 皮質

第7章 脳幹における周期性の符号化

 7.1 聴神経における周期性の符号化

 7.2 蝸牛核における周期性の符号化

第8章 中脳における周期性の符号化

 8.1 複合音の符号化

 8.2 同期と発火頻度

 8.3 刺激パラメータと応答特徴

 8.4 周期性の符号化

 8.5 内部振動

 8.6 最適変調周期,内部振動,応答開始潜時

第9章 周期性の符号化の理論

 9.1 同期と調和

 9.2 リックライダーモデル

 9.3 ヒューイットとメディスのモデル

 9.4 周期性モデル

 9.5 周期性モデルによるシミュレーション

 9.6 周期性モデルで説明されるピッチ効果

第10章 ピリオドトピー

 10.1 ピッチの空間表現

 10.2 下丘への写像

 10.3 「ピッチニューロン」

 10.4 ピリオドトピーとトノトピー,1 つのモデル

 10.5 皮質への写像

 10.6 皮質より上位で

第11章 和音の神経符号

 11.1 ピッチラセン

 11.2 中脳のくし形フィルタ

 11.3 同期した抑制

 11.4 抑制まで含めた周期性モデル

 11.5 聴覚の二重ラセン

 11.6 神経のピッチラセン

 11.7 協和性

 11.8 和音

第12章 振動する脳

 12.1 「お婆さん細胞」と「カクテルパーティー問題」

 12.2 結合と振動

 12.3 脳内のラセン状構造

 12.4 心は脳の「音楽」である

参考文献

索引

ゲラルト・ラングナー[ゲラルトラングナー]

根本 幾[ネモト イク]

目次

和声の歴史的側面
音と周期性
基音の不在の発見―Missing Fundamental
ピッチの謎
聴覚における時定数
聴覚の伝達路
脳幹における周期性の符号化
中脳における周期性の符号化
周期性の符号化の理論
ピリオドトピー
和音の神経符号
振動する脳

著者等紹介

ラングナー,ゲラルト[ラングナー,ゲラルト] [Langner,Gerald]
1971年にミュンヘン工科大学から物理学の学位を得た。次いでゲッティンゲンのマックス・プランク研究所とダルムシュタット工科大学に勤務。ここでは鳥の聴覚と魚の電気受容について研究した。1985年にはオーストラリアのキャンベラでの研究滞在中、ヘニング・シャイヒとともにカモノハシの電気感受性を発見した。1988年から2008年の間、ダルムシュタット工科大学で神経生物学教授として、聴覚系における情報処理の、空間的および時間的側面に焦点を当てた研究を行った。2016年12月2日逝去

根本幾[ネモトイク]
1971年東京大学工学部卒業。1976年東京大学大学院工学系研究科修了。博士(工学)。同年東京電機大学工学部専任講師、同大学理工学部教授を経て、2002年東京電機大学情報環境学部教授、現在にいたる。この間、米国マサチューセッツ工科大学、ハーバード大学で客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

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#説明歌 周期性ピリオドトピー・トノトピー周波数との関係示す2017/05/31

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