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X.500ディレクトリ入門―LDAP/X.509公開鍵証明書/ディジタル署名 (第2版)

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  • サイズ B5判/ページ数 183p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784501533007
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C3055

出版社内容情報

初版を発行して以来,約3年半ほどの月日が経過しました.その間のインターネットや移動電話の普及には目覚しいものがあり,これらを用いた電子商取引の一般化もすぐ目前という状況になってきています.また,電子商取引を安全に実施するためのインフラである公開鍵基盤(PKI:Public Key Infrastructure)の重要性も認識されつつあります.このPKI構築の基盤をなすのがX.500ディレクトリ技術であり,その中核であるX.509はますますその重要性を増してきています.さらに電子商取引を法制面からも後押しする電子署名法も成立し,2001年4月の施行予定です.これらによって,電子商取引の普及に拍車がかかるものと期待されています. このような状況を考慮して,第2版では, 2000年に制定された最新の標準であるX.509第4版に基づき,X.509公開鍵証明書に関する拡張内容についての説明を追加します.また,電子署名の使い方,および電子署名をとりまく課題について,紙の署名と対比しながら紹介します. 第1版同様,本書がX.500ディレクトリと電子商取引の普及の一助となれば幸いです.
2001年2月 筆者一同

第1章 X.500ディレクトリの概要
 1.1 ディレクトリの必要性
 1.2 ディレクトリの概要
 1.3 標準化の経緯
第2章 ディレクトリの情報構造
 2.1 ディレクトリ情報ベース
 2.2 エントリの構造
 2.3 属 性
 2.4 名 前
第3章 ディレクトリの提供するサービス
 3.1 概 要
 3.2 結合/結合解放操作
 3.3 参照系操作
 3.4 更新系操作
 3.5 共通引数
 3.6 共通結果
 3.7 エラー
第4章 セキュリテイ
 4.1 ディレクトリのセキュリテイ機能
 4.2 認 証
 4.3 ディレクトリを用いた認証情報の提供
 4.4 アクセス制御
第5章 分散ディレクトリと複製
 5.1 ディレクトリの分散管理
 5.2 分散ディレクトリの概要
 5.3 分散ディレクトリ管理のための情報構造
 5.4 DSA抽象サービス
 5.5 分散処理メカニズム
 5.6 複 製
 5.7 運用結合
第6章 ディレクトリの管理と運用
 6.1 ディレクトリ管理モデル
 6.2 ディレクトリ運用情報モデルと管理情報モデル
 6.3 ディレクトリスキーマ
 6.4 運用管理に関するディレクトリスキーマ
第7章 OSIプロトコルとディレクトリプロトコ
 7.1 0SI参照モデル
 7.2 各層プロトコルの概要
 7.3 ディレクトリプロトコル
第8章 インターネットでのディレクトリ
 8.1 TCP/IP上でのディレクトリの実装
 8.2 LDAPによるディレクトリアクセス
 8.3 インターネット上のディレクトリアクセス
第9章 ディレクトリの応用
 9.1 電子社員録
 9.2 ネットワークOS
 9.3 PHSローミング
 9.4 メッセージ通信処理での応用
第10章 最近の動向
 10.1 拡張機能の標準化動向
 10.2 プロトコル実装適合性記述
 10.3 実装規約
 10.4 ディレクトリアプリケーションプログラムインタフェース
 10.5 主なディレクトリ構築の活動状況
付 録 X.509公開鍵証明書
 A.1 X.509公開鍵証明書標準化の経緯
 A.2 企開鍵証明書とそのライフスタイル
 A.3 公開鍵証明書とCRLの拡張
 A.4 電子署名の使い方
 A.5 紙の署名と電子著名
参考文献
索 引

内容説明

本書では、X.509第4版に基づき、公開鍵証明書の拡張や、電子署名の使い方を紹介します。X.500ディレクトリと電子商取引理解のための必携の一冊です。

目次

第1章 X.500ディレクトリの概要
第2章 ディレクトリの情報構造
第3章 ディレクトリの提供するサービス
第4章 セキュリティ
第5章 分散ディレクトリと複製
第6章 ディレクトリの管理と運用
第7章 OSIプロトコルとディレクトリプロトコル
第8章 インターネットでのディレクトリ
第9章 ディレクトリの応用
第10章 最近の動向
付録 X.509公開鍵証明書

著者等紹介

大山実[オオヤマミノル]
東京電機大学大学院修士課程修了(1975年)。工学博士。NTTサービスインテグレーション基盤研究所主幹研究員。電気通信大学大学院客員教授

千田昇一[センダショウイチ]
早稲田大学大学院修士課程修了(1978年)。NTT情報流通プラットフォーム研究所主幹研究員

戸部美春[トベミハル]
名古屋大学大学院修士課程修了(1980年)。NTTサービスインテグレーション基盤研究所主幹研究員

窪田光裕[クボタテルヒロ]
東京大学大学院修士課程修了(1981年)。(株)NTTドコモMMプラットフォーム開発部担当部長

田中博巳[タナカヒロミ]
信州大学大学院修士課程修了(1985年)NTTコミュニケーションズ(株)先端ビジネス開発センタ担当課長

空一弘[ソラカズヒロ]
京都大学大学院修士課程修了(1989年)。NTTコミュニケーションズ(株)ビジネスユーザ事業部担当課長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。