出版社内容情報
カルマンフィルタの理論をわかりやすく丁寧に解説した教科書。学習の手助けになるよう演習問題も数多く掲載。初学者必読の書。実践に役立つMATLABのプログラムも掲載。パソコンでシミュレートを行うすべての学問領域が読者対象。
目次
第１章 はじめに
第２章 時系列のモデリング
第３章 システムのモデリング
第４章 最小二乗推定法
第５章 ベイズ統計
第６章 線形カルマンフィルタ
第７章 非線形カルマンフィルタ
第８章 カルマンフィルタの応用例
付録Ａ ＭＡＴＬＡＢプログラム
著者等紹介
足立修一［アダチシュウイチ］
学歴、慶應義塾大学大学院工学研究科博士課程修了、工学博士（１９８６年）。職歴、（株）東芝総合研究所（１９８６～１９９０年）。宇都宮大学工学部電気電子工学科助教授（１９９０年）、教授（２００２年）。航空宇宙技術研究所客員研究官（１９９３～１９９６年）。ケンブリッジ大学工学部客員研究員（２００３～２００４年）。現在、慶應義塾大学理工学部物理情報工学科教授（２００６年）
丸田一郎［マルタイチロウ］
学歴、京都大学大学院情報学研究科博士課程修了、博士（情報学）（２０１１年）。職歴、日本学術振興会特別研究員ＰＤ（於慶應義塾大学、２０１１年）。現在、京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻特定助教（２０１２年）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Józef Klemens Piłsudski
2
伝達関数とか、制御工学とか信号理論？など工学系の知識の延長で書かれていて門外漢には分かりづらさがあった。が、基礎というだけあってカルマンフィルタの説明と、そこに至るまでの導入はそれなりに丁寧だった。matlabコードもついているので、理論はよくわからんけどプログラミングはできるからとりあえず動かしてみる、ということもできなくもない。 計量経済学などをやる人なら野村本のような期待値の計算で記述したもののほうがわかりやすいかもしれない。2017/02/17
shin_ash
2
私は統計的な視点で状態空間モデルによる時系列解析を学んでいる流れで本書を手に取った。一方、最近職務で「制御」を生業としている人達と共に働く事が増えてきていた。そういった意味では本書は制御よりのドメイン知識でカルマンフィルタを解説しつつも、ある程度統計的な視点も持ち合わせており、カルマンフィルタを通じて、統計屋でも「制御的ものの見方」を垣間見れた様な気がする。それも本書が丁寧な説明に終始している事に起因する。「制御」的な部分は未だによく分からないが、カルマンフィルタについては理解が深まった様に思う。2016/08/08
むらてつ
0
拾い読みしかしていないけど，とりあえず読了．2017/03/20
knoota
0
カルマンフィルタについての良書。計算式が多い上に、内容は難しいが、順を追っていけば理解できるように書かれている。平滑化の記述はなかったので、他の書籍で補った。2017/03/14
MKSzk
0
途中式の展開が丁寧なうえにMATLABによるサンプルコードまで付いているという親切さ。2016/08/27
