出版社内容情報
第1章 水力発電
1.1水力発電技術
1.2水力学
1.3流量と落差
1.4水力発電設備
1.5水車およびポンプ
1.6吸出し管
1.7比速度
1.8水車の付属設備
第2章 火力発電
2.1火力発電所
2.2熱力学
2.3蒸気機関への応用
2.4燃料
2.5ボイラー,復水器,給水加熱器など
2.6発電機
2.7コンバインドサイクル発電システム
2.8マイクロガスタービン発電
2.9ディーゼル発電
2.10地熱発電
第3章 原子力発電
3.1原子力発電の歴史
3.2核理論
3.3各種原子炉の要素
3.4各種原子炉
3.5使用済み燃料の再処理と放射性廃棄物処理
3.6原子力の安全と電気エネルギーの問題
第4章 燃料電池発電
4.1燃料電池の基本
4.2燃料電池の種類
4.3燃料電池発電システムと水素製造
4.4燃料電池の適用
4.5実用化への課題
4.6まとめ
第5章 風力発電
5.1風力発電の概要
5.2風車の種類
5.3揚力形風力発電
5.4抗力形風力発電
5.5風車の性能評価に必要な係数
5.6風車と発電機とを組み合わせた総合効率
5.7風力発電システムの運転
5.8風力発電システムの最新技術
5.9今後の計画
第6章 太陽エネルギー発電
6.1太陽光発電
6.2太陽熱発電
第7章 海洋エネルギー発電
7.1波力発電
7.2海洋温度差発電
7.3潮汐発電
第8章 核融合,MHD発電
8.1核融合発電
8.2MHD発電
第9章 バイオマス発電
9.1バイオマスの種類
9.2バイオマスの利用方法
9.3バイオマスの利用可能性
第10章 その他の発電方式
10.1熱電発電
10.2熱電子発電
章末問題解答
索引
内容説明
われわれ人類の生存には、電気エネルギーが必須である。このためには、時間をかけてでも持続可能な発電方式に変更しなければならない。このような背景から火力発電、水力発電あるいは原子力発電だけではなく、現在開発中のものをできるだけ多く取り入れて教科書を作成した。しかし、開発途上のものを説明するためには、そこに至る様々な予備知識や技術を解説する必要が出てきた。そして本来意図した原理原則だけを教える基本的な教科書では足りなくなった。こうして本書は、“地球温暖化の終焉へ向けて”と副題を付し、最新の発電方式をできるだけ多く取り入れた。そして、従来の発電方式はできるだけ原理原則を、また新発電方式にはそれに加え、開発の経緯もわかりやすく書いた。
目次
第1章 水力発電
第2章 火力発電
第3章 原子力発電
第4章 燃料電池発電
第5章 風力発電
第6章 太陽エネルギー発電
第7章 海洋エネルギー発電
第8章 核融合、MHD発電
第9章 バイオマス発電
第10章 その他の発電方式
著者等紹介
柳父悟[ヤナブサトル]
東京大学工学部電気工学科卒業(1964)。工学博士(1990)、Ph.D.(1971)。株式会社東芝入社(1964)。現在、東京電機大学工学部教授
西川尚男[ニシカワヒサオ]
北海道大学工学部電気工学科修士修了(1965)。工学博士(1979)。株式会社東芝入社(1965)。現在、東京電機大学工学部教授
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