出版社内容情報
〈雨ふる本屋〉が、すきまの世界があぶない!そんな時、ルウ子とサラが出会った摩訶不思議な女の子、ブンリルーの秘密とは……。
日向 理恵子[ヒナタ リエコ]
吉田 尚令[ヨシダ ヒサノリ]
内容説明
さあいこう嵐をこえてあたらしいわたしに出会うために―“雨音のきこえる”大人気シリーズ、待望の第3弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
62
シリーズが進むにつれて対象年齢が2学年づつくらい上がっている感じなのは読者の成長を意識して書いているからということなのだろうか。というわけで今回は小学校高学年向けな内容だった。大人でも存分に楽しめるけどね。2017/08/18
あつひめ
57
タイトルに惹かれて読んでみた。前作は読んでいないけれど、雨の匂いやキラキラ雨粒を感じられる作風がとても気に入った。読んでいると登場人物たちが映像で浮かぶようなイメージのしやすさは子供達にとってはワクワクするかもしれない。雨と苔と木苺とか宙に浮く真珠粒とか表現がまた美しい。素敵な言葉に触れることができて風邪で寝込みながら読んだけれどワクワクしながら冒険させてもらった感じ。子供達にたくさん触れてほしい作品でもあった。2018/06/05
七色一味
39
読破。ある種「ひとり並行世界の逆襲」的作品で、児童書と言うより高学年向けな感じかも。今回のお話のカギを握る七宝屋さんのトボけたキャラがなんかムカつく(笑)2018/09/18
風里
20
私が絶滅風を引いたなら・・・やっぱり世界を滅ぼしてしまうかもしれない。 ドードーでなくてよかった。 文章を綴ることの難しさを日々実感する身としては、ルウ子ちゃんの文才をわけてほしい。2018/07/10
アズマ
16
昔こなシリーズが好きで続きが出てたので読んでみました。 雨ふる本屋の不思議な世界観がすごく好きです。前よりもサラが成長していました。 キャラでいえばヒラメキが好きです。 フルホンさんの絶滅かぜがすごいです。ブンリルーの最後のあの終わりかたがよかったです。 不思議なすきま世界。引き込まれました。2018/05/21