出版社内容情報
クローバーは運のわるい人間の女の子。森の奥に迷いこみ、ジャムズさんがオーナーの「魔法動物紹介所」にたどりつきます。そこにいたのは、ユニコーン、サラマンダー、ドラゴン……不思議な魔法動物たちばかり! 紹介所にやってくお客が、飼い主としてふさわしいかをみさだめる仕事をまかされたクローバーですが……オーナーの不在中、魔法動物たちをねらい、恐ろしい魔女がやってきます! クローバーの身にも危険がせまり!?
内容説明
魔物がすむという深い深い森。いつもツイていないクローバーがにげだしたカナリアを追いかけて、森の奥深くにはいっていくと、そこには―魔法動物紹介所があったのです…!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Midori Matsuoka
5
ドラゴンが出てくる本を探していて出会った一冊。 捨てられたりいじめられた魔法動物を保護して新しい里親へ紹介する動物紹介所に夏の間ボランティアで働くことになった自称「ツイてない」女の子クローバー。一見色々しくじっているようだけど、実は好転してることもあったり努力が実っていたりもして、読んでいて気持ちの良いキャラクター。 保護している動物が魔法動物、というのもユニーク。元の飼い主がお姫さまだったり魔法使いだったりファンタジー色もしっかりありつつ、保護動物の問題は私たちの日常にもリンクしていたり…面白い世界観。2021/09/11
izw
4
クローバーは、魔法動物のお世話をまかされても一人でやりとげた。運が悪いと自分で思っているけど、自分でよく考え行動し、勇気もある、運を引き寄せる子なんじゃないかな。そんなクローバーがこれからどんな活躍を見せてくれるのか、2巻以後が楽しみです。2021/04/13
頼ちゃん
4
自分は運が悪いと思っていたけど、居場所を見つけたクローバー、よかったね。2020/07/30
mayuri(Toli)
2
最初はイマイチ面白くないかなと思って読んでたのですが、読み進めれば進めるほど面白くなっていくのが見事でした。本当に面白かった。なにより魔法に満ちていてワクワクした。現代より(?)の舞台設定だけれどとってもファンタジーでした!2020/05/22
isutabi
1
★「どういうことだ? なぜこうなった!」(p.176) ・不運だと信じてる少女クローバーはある日逃げたカナリアを追って皆が恐れている森に入り込み魔法動物の紹介所にたどりついてそこで働くことになったがこれで彼女は本当に運が悪いのだろうか? いろんな動物の世話をしていると彼らの里親になる人たちや悪い魔女などが訪れてくる。 ・読みやすくいろんな動物や客たちのおかげで刺激もありバランスがよく楽しい作品だと思います。 ・最近気になっている絵師、スカイエマさんのイラストが使われている本をさがしてみて見つけました。2023/02/03