出版社内容情報
おとうさんとおかあさんにはぐれて、ぼくはこらえていたけれど。しらないどこかでひとりぼっちになったら…。迷子になった日の絵本。
内田 麟太郎[ウチダ リンタロウ]
著・文・その他
大島 妙子[オオシマ タエコ]
イラスト
内容説明
まいごになったってさびしくったって、ぼくはなかないんだ―。なきたいときは、ないてもいいんだよ。童心社のおはなしえほん。
著者等紹介
内田麟太郎[ウチダリンタロウ]
1941年福岡県大牟田市生まれ。詩人、絵詞作家。絵本に『さかさまライオン』(絵本にっぽん賞)『がたごとがたごと』(日本絵本賞)紙芝居に『おひるねですよ』(高橋五山賞奨励賞)など多数
大島妙子[オオシマタエコ]
1959年東京都生まれ。出版社勤務を経て、1993年『たなかさんちのおひっこし』(あかね書房)で絵本作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
24
新着棚で。親とはぐれて、迷子になった心細さは子どもたちが共感できるテーマでいい。妄想がふくらむところに、笑える。我慢して我慢して、それが限界まで行った時……? 泣いたっていいんだよ! 大島妙子さんの絵が迫力もあるし、かわいいしで、とてもいい!2018/07/20
ヒラP@ehon.gohon
24
誰でも迷子体験はあるのでしょう。 親とはぐれてしまったときの不安感と緊張感。 泣いてしまうまでの時間に、子どもは何を考えているのでしょうか。 私自身はあまりに遠い昔過ぎて思い出せませんが、迷子になったよその子に声をかけたとたんに泣き出されて困った経験はちらほらあります。 泣いていいんだよスイッチを押してしまうのでしょうか。 おさむらいさんやおばけまで飛び出して、子どもならではの飛躍が面白く感じました。2018/07/30
しぃ
24
これまたすごい迫力の絵でした。お父さんお母さんとはぐれてしまった。何とか我慢してたけど、怖いもんは怖い!泣きたい時は泣く!でいいですね、特に子どものうちは。裏表紙の絵にほっこり。2018/06/30
ツキノ
20
(E-216)おとうさんおかあさんとはぐれた子が自分以外の誰かも「泣くのかな」と想像する。鬼、オオカミ、強いサムライ、こわいおばけ…絵がリアル!そして想像していたみんなが「だれでも みんな なくんだよ みんな ないても いいんだよ」。帯に書いてある作者からのメッセージがいい。『泣いた子どもは、ひとの悲しさがわかるでしょう。わらった子どもは、ひとの喜びがわかるでしょう。そして、大きくなったらいうでしょう。「ないてもいいんだよ」。』2018/05/14
ごへいもち
19
心細さがよくわかるよ(>人<;)。読友さんのご紹介本。2021/07/12