出版社内容情報
雨のすきまのような細長い道でともこが出会ったのは、すべり台をかついだきつねたち…楽しくて不思議な時間を描く愛情あふれる作品。
あまん きみこ[アマン キミコ]
作
松成 真理子[マツナリ マリコ]
絵
内容説明
にわか雨のなかをはしっていたら、ともこは、とてもふしぎなことにでくわしました…夕立のすきまの道にはとてもふしぎで、やさしい時間がまっていたのです。
著者等紹介
あまんきみこ[アマンキミコ]
1931年、旧満州に生まれる。『車のいろは空のいろ』で日本児童文学者協会新人賞、野間児童文芸推奨作品賞、『こがねの舟』で旺文社児童文学賞、「車のいろは空のいろ」シリーズで赤い鳥文学賞特別賞、『きつねのかみさま』(以上ポプラ社)で日本絵本賞、『ちいちゃんのかげおくり』(あかね書房)で小学館文学賞、『おっこちゃんとタンタンうさぎ』(福音館書店)で野間児童文芸賞など、多くの賞を受賞
松成真理子[マツナリマリコ]
大分県に生まれる。絵本作家、イラストレーター。『まいごのどんぐり』(童心社)で児童文芸新人賞受賞。紙芝居や児童文学の挿絵も多く手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
54
ほのぼの。幻想的で温かくて、とてもいい。夏の暑い日。ともこは、にわか雨の中で不思議なことに出会います…。きつねの嫁入りかな、と思いきや、思わず微笑んでしまうような可愛い展開。挿絵の松成真理子さんの優しい色使い。キラキラとした、光の描き方が夢のよう。2020/07/30
くぅ
26
不思議な世界観。いかにも狐の話。1日目は途中で寝てしまい、2日がかりで読みました。まだ早かったかもね。母はでもこの不思議な話は嫌いじゃない。(4歳1ヶ月)2021/06/19
anne@灯れ松明の火
22
遠い方の新着棚で。ゆっくり読みたくて貸出。夏のおはなしなので、ちょっと季節はずれだったな。でも、あまんさんの優しく楽しいおはなしと松成真理子さんの素朴でかわいい絵に、ほっこり。にわか雨に降られた「ともこ」。ずぶぬれになったけれど、ふと気づいたら、雨のすきまが……。きつねたちの愉快な掛け声、担いでいるものも意外で面白い。こんな不思議で楽しいことが起こるなら、にわか雨も悪くないね。きつね、表紙より中身の方がかわいい~♪ 裏表紙のきつねもかわいい♪2017/01/14
マツユキ
20
遠くにある友達の家に行った帰りに、雨が降り出しましたが…。子供の冒険。何か裏があるんじゃと身構えてしまいましたが、きつねたちとの交流が微笑ましく、素敵なファンタジーでした。2023/05/27
いっちゃん
12
外の世界からは、狐が通っても見えないだろうし、天の道に紛れ込んだのはラッキーかも。次にまた会うにはどうしたらいいのかな?2016/10/18