出版社内容情報
日米貿易はいかにして切り拓かれたのか? 森村グループ創成の立役者の一人で、日米貿易の先駆者として活躍した森村豊の生涯に迫る。森村グループのルーツにあたる森村組(現・森村商事)は明治時代に日米貿易を牽引し、その発展については、これまで兄、市左衛門を中心に語られてきた。しかし、弟の森村豊の功績なくして実現できなかったことはあまり知られていないだろう。豊の曾孫にあたる森村悦子が、兄の陰に隠れて目立たなかった豊に焦点を当て、森村組の勃興を描く。
内容説明
世界最大級のセラミックス企業集団、森村グループ創成の秘話。確固たるグループを生んだ立役者の一人で、日米貿易の先駆者となった男の生涯に迫る。
目次
第1章 生い立ちから渡米まで
第2章 モリムラ・ブラザーズを創立する
第3章 モリムラ・ブラザーズの躍進
第4章 家族と友人に支えられて
第5章 森村銀行設立へ
第6章 豊の死
第7章 豊の遺業の引き継ぎ
著者等紹介
森村悦子[モリムラエツコ]
1944年東京都生まれ。森村豊の曾孫にあたる。1967年聖心女子大学卒業。1989年文部省司書資格取得(図書館情報大学)。1981年渡仏、パリ・アメリカン大学図書館、パリ大学都市日本館図書室、国立科学技術研究所図書館、国立東洋言語文化研究所図書館等で勤務。パリ日本文化会館の日本学研究図書館(最大3万冊収蔵)立ち上げの総責任者を務め、1997年の完成後、10年間にわたり首席司書を務める。2006年に帰国し、現在は森村商事株式会社のアーカイブズアドバイザーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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