内容説明
地方創生ファンドは「想いのバトン」をつなぐ。人口減少時代を迎え、いま一度地方に活力を取り戻すために、地域金融機関と協力し、地場産業を支える金融を創り上げる方法を解説。
目次
序章 地域金融機関と協力して
第1章 地方経済を活性化させるために
第2章 地方創生ファンド運営の流れと仕組み
第3章 地方には面白い企業がたくさん
第4章 地方創生ファンドの実例紹介
第5章 共感社会における金融機関のあり方について
終章 未来の金融機関に向けて
著者等紹介
松本直人[マツモトナオト]
フューチャーベンチャーキャピタル株式会社代表取締役社長。1980年3月23日生まれ。大阪府堺市出身。2002年3月神戸大学経済学部卒業。2002年同社入社。2011年取締役西日本投資部長就任。2016年1月より代表取締役社長。フューチャーベンチャーキャピタルの投資姿勢である、「どうすれば投資できるかを考える」を実践し、これまで50社以上のベンチャー企業に投資。自治体ファンドやCVCファンド、創業ファンドに強みを持ち、リードインベスターとしてのハンズオン支援の実績あり。ファンド組成から投資、EXIT、ファンドクローズといったVC業務全般を経験(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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ぼっち
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地方創生ファンドというVCのやっていることがわかり、共感できた本でした。新規上場ではなく、地方のスモールビジネスを支援するということが、地方経済の未来であるということは、まさしく今自分がやっている仕事からも肌感で実感しています。規模の経済だけを追うのではなく、幸せの経済づくりといえばよいでしょうか、それを地方信金や組合と組んでやることで地方にファンドノウハウも残していく素晴らしい取組だと思います。地方が活きることが日本の活性化に繋がる。まだいろんなやれることがあるなと感じた一冊でした2020/04/12
木村あきら
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①金融機関にとって融資は一定程度のスケールがないと査定コストが割高になる&事業性評価融資ができない体制になってきている。ため、地域密着型投資ファンドが有効である。 ②日本政策金融公庫・自治体など、有限責任者以外に、広報や、その後の融資(500万円の投資額を元でに1000万円融資を受けるなど)での関わり方もある ③種類別株式(条件付き)で議決権なし・取得請求権付きで、事業が成功したときにリターンを得る。インセンティブが揃う。失敗した場合払わなくて良いので新商品開発などに向いている。2022/12/30
風尾 発三郎
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大きさがリスクになりつつある。薄々思っていた事を高らかに提唱され、心地良い。 人を惹きつける物語りを育みたい。そう思いました。2020/11/12
こん
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地方を活性化させるための金融機関の新しい可能性について書かれている。 ベンチャーキャピタルのビジネスモデルに対する興味が湧いた。2019/12/22
O
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スモールビジネスの事例が書いてあって参考になりました。2019/03/24