IFRSはこうなる―「連単分離」と「任意適用」へ

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IFRSはこうなる―「連単分離」と「任意適用」へ

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784492602133
  • NDC分類 336.92
  • Cコード C3034

目次

台頭する「IFRS任意適用」論
「IFRS物語」―これを知らずしてIFRSは語れない!
暴走するIFRS
なぜ世界中の会計基準を統一するのか―「表の論理」と「裏の事情」
「原則主義」で会計ができるか?―限りなく多様化する会計実務
こんな会計を信用できるか
IFRSは誰のためのものか―企業を「コモディティ」と見て「解体の儲けを狙う投資家」
日本の国益と産業を左右するIFRS
IFRSは生き残れるか
「連単分離」は世界の常識
「同等性評価」が世界を救う
日本はいかなる会計を目指すべきか―経営者の実感と社会通念に合った会計観を

著者等紹介

田中弘[タナカヒロシ]
神奈川大学経済学部教授、博士(商学)(早稲田大学)。1943年北海道に生まれる。早稲田大学商学部を卒業。大学院博士課程を修了後、愛知学院大学に奉職、1993年より神奈川大学経済学部教授。公認会計士2次試験委員、大蔵省保険経理フォローアップ研究会座長、郵政省保険経理研究会座長、金融監督庁保険業早期是正措置検討会委員、ロンドン大学(LSE)客員教授、などを歴任。現在、英国国立ウェールズ大学経営大学院(東京校)教授、日本生命保険相互会社業務監視委員、ホッカンホールディングス独立委員会委員、神奈川大学中小企業経営経理研究所所長なども務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふろんた

16
IFRSの背景や目的について。IFRSは投資家のための資料であり、その投資家も事業継続のために投資するのではなく、金融商品として取引している点を突く。でも、こういう考え方があるんだなと思う反面、こういう考え方をする人もいるんだなというのが率直な感想。2017/10/29

Takashi Shibayama

1
IFRSには「投下資本の回収計算」とか「処分可能利益の計算」「キャッシュフローの裏付けのある利益」といった実現概念に立脚した思想はない。実現主義の考えは全面的に否定されている。営業利益や当期純利益のような実現した利益の表示を禁止しようとしている。企業がどれだけの投資を行い、そこからどれだけのリターンを得たのかという企業の活動の成果を正しく表し、次に企業がなすべきことを読み取れることができる会計基準が必要なのではないか。そもそも、IFRSは投資家のための会計基準だといわれるが、そこでいう投資家とはだれのこと2012/05/05

しまちゃん

0
IFRSについて「どこかしっくりこない」「どこか腑に落ちない」と感じていたところ本書に出会いました。「連単分離」と「任意適用」という副題で表現している姿になって行くのでしょうか?IFRSの「生い立ち」と「政治力学的背景」を知ると、「どこかしっくりこない」「どこか腑に落ちない」原因が見えて来ました。2012/07/16

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