出版社内容情報
英国の離脱、ギリシャの債務、押し寄せる難民。様々な問題がEUの統合の形を変えていく。EU研究の第一人者が示す将来像。イギリスの離脱、ギリシャの巨額債務、押し寄せる難民・・・EUの3大問題はどう解決されるのか?
およそ30カ国へと広がった加盟国の間では、考え方や経済的な能力の違いもめだつ。
EUは統合の形を変えざるを得ない。「アラカルト欧州」、「2速度式欧州」などの方式をはじめ、新たな統合の形が模索されている。
それは国際政治やグローバル投資家、欧州関連企業に、どのような波紋を広げていくのか。
EU研究の第一人者が、不安定化する欧州を展望する。
序章 欧州の危機の諸相
第1章 欧州統合の方程式とその限界
第2章 統合方程式の修正形――アラカルト欧州と2速度式欧州
第3章 通貨ユーロと2速度式欧州
第4章 イギリス離脱問題とアラカルト欧州
第5章 イギリス離脱後の欧州統合
あとがき
参考文献
庄司 克宏[ショウジ カツヒロ]
庄司 克宏(ショウジ カツヒロ)
慶應義塾大学 大学院法務研究科 教授
慶應義塾大学 大学院法務研究科 教授/ジャン・モネEU研究センター所長。1990年慶應義塾大学法学研究科博士課程単位取得退学。横浜国立大学大学院国際社会科学研究科教授等を経て現職。日本EU学会元理事長。2002年欧州委員会よりジャン・モネ・チェア授与。2009-10年外務省日EU関係有識者委員会委員。専門分野は、EUの法と政策。現在の研究テーマは、EUガバナンスの法制度的研究など。
近著:『欧州連合 統治の論理とゆくえ』(岩波新書、2007年、2016年7月第10刷)、『新EU法 基礎篇』(岩波書店、2013年)、『新EU法 政策篇』(岩波書店、2014年)、『はじめてのEU法』(有斐閣、2015年)ほか。
内容説明
欧州債務危機、難民への対応、イギリスの離脱決定という難題が続き、EUは「統合疲れ」に陥った。統合の形を修正することで、加盟国拡大の負の影響と欧州懐疑派の台頭を乗り越えられるのか。欧州統合の歴史を踏まえて、EUが抱える課題の行方を読み解く。
目次
序章 欧州の危機の諸相
第1章 欧州統合の方程式とその限界
第2章 統合方程式の修正形―アラカルト欧州と2速度式欧州
第3章 通貨ユーロと2速度式欧州
第4章 イギリス離脱問題とアラカルト欧州
第5章 イギリス離脱後の欧州統合
著者等紹介
庄司克宏[ショウジカツヒロ]
慶應義塾大学大学院法務研究科教授。ジャン・モネEU研究センター所長。1990年慶應義塾大学法学研究科博士課程単位取得退学。横浜国立大学大学院国際社会科学研究科教授等を経て現職。日本EU学会元理事長。2002年欧州委員会よりジャン・モネ・チェア授与。2009‐10年外務省日EU関係有識者委員会委員。専門分野は、EUの法と政策。現在の研究テーマは、EUガバナンスの法制度的研究など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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