放射能汚染食品、これが専門家8人の食べ方、選び方

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  • サイズ A5判/ページ数 215p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784492223185
  • NDC分類 498.54
  • Cコード C0036

内容説明

各分野のスペシャリストが放射能汚染食品について新聞・雑誌・TVよりやさしく解説する。

目次

01 野菜・米―暫定規制値以下でも気になる人は「調理法を工夫する」か「産地を選ぶ」
02 肉・牛乳・乳製品―「空気・水・エサ」の汚染ルートに注目。検査体制は意外にしっかりしている
03 魚―少なくとも2年は注意が必要。汚染のピークの時期も数値も、現時点ではわからない
04 食べ方・調理法―食品ごとのポイントと、とっておきたい栄養素
05 水―いまの水道水は飲んでもまったく問題なし。浄水器の効果は、種類によってさまざま
06 子ども・給食―「結末」は誰にもわからない。子どもの未来を考えると、安全策に「やりすぎ」はない
07 暫定規制値―根本的な対処のため、私たちが考えるべき6つの課題
08 食品流通・産地表示・外食―食品の法律は抜け道だらけ。思わぬところで思わぬ産地の食品を口にしている!

著者等紹介

野口邦和[ノグチクニカズ]
日本大学歯学部専任講師。理学博士。専門は放射化学、放射線防護学、環境放射線学。東京教育大学大学院理学研究科修士課程修了。日本科学者会議エネルギー・原子力問題研究委員長

伊藤伸彦[イトウノブヒコ]
北里大学獣医学部教授(学部長)。獣医学博士。東京農工大学農学部獣医学科卒業。専攻分野は環境放射線学、放射線生物学、獣医放射線学、獣医放射線治療学。大学卒業の翌年、獣医師として食肉検査に従事していたときに放射線取扱主任者(第1種、第2種)を取得。その後、東京都立アイソトープ総合研究所にて、地下・水中から出るラドンガスの濃度などを地震予知に活かすための環境放射線の測定や、放射性物質のトリチウム(三重水素)が人体にどう影響するかを測定する。北里大学では、飼育動物の放射線による画像診断や核医学(PET診断)、放射線治療を主導。また青森県六ヶ所村で、原子力施設の建設が始まった当初から、放射性物質の牧草地や畜産物への移行を調査している

石丸隆[イシマルタカシ]
東京海洋大学海洋科学部教授。農学博士。1972年、東京大学農学部水産学科卒業。1977年、東京大学大学院農学系研究科水産学専門課程博士課程満期修了退学。日本学術振興会奨励研究員、東京大学海洋研究所助手などを経て現職。海洋プランクトンの生態学的研究のほか、放射線利用施設長(第1種放射線取扱主任者免状保有)として学内で実験・研究に使用する放射性同位元素の管理を担当している

白石久二雄[シライシクニオ]
独立行政法人放射線医学総合研究所・元内部被ばく評価室長。農学博士。香川大学農学部食品学科卒業。北海道大学大学院農学研究科農芸化学博士課程修了。研究テーマは「放射性物質の食品と人体系における挙動と国民の内部被ばく研究」

三好弘一[ミヨシヒロカズ]
徳島大学アイソトープ総合センター准教授。工学博士。徳島大学工学部卒業、同大学院工学研究科応用化学専攻修了、大阪大学大学院後期博士課程応用化学専攻単位取得満期退学。専門は放射線化学、ナノ材料、放射線安全管理学。日本放射線安全管理学会所属

菅谷昭[スゲノヤアキラ]
医師。松本市長。医学博士。1943年生まれ。信州大学医学部卒業後、甲状腺疾患の専門医として活躍。1996年チェルノブイリ原発事故後の被災地の医療支援活動のため、ベラルーシ共和国にわたる。首都ミンスクの国立甲状腺ガンセンター、高度汚染地域のゴメリの州立ガンセンターなどで小児甲状腺ガンの外来治療を中心に5年半の医療活動を行う。帰国後、長野県衛生部長を経て2004年に松本市長に就任。現在2期目

山口英昌[ヤマグチヒデマサ]
美作大学大学院教授。1942年生まれ。工学博士。大阪市立大学大学院工学研究科博士課程修了。アレキサンダー・フォン・フンボルト財団(ドイツ)および米国ニューヨーク州立大学博士研究員、大阪市立大学原子力基礎研究所助手、大阪市立大学大学院生活科学研究科教授を経て、2006年、美作大学大学院生活科学研究科教授。専門分野は食環境科学、食安全科学

河岸宏和[カワギシヒロカズ]
1958年、北海道生まれ。帯広畜産大学を卒業後、食品業界で品質管理、衛生管理を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Rika Wtn

2
各論は参考になりますが総論が支離滅裂で非常に落胆しました。これが放射能行政のフロンティアなのだとすると強い不安を感じます。日本のトップ頭脳を集めても放射能に関することはまだ分からないことが多いのかもしれないとも思いました。放射能食品に対する安全を如何に確保するかはまだ万全ではなく、結局のところ各関係機関の情報を自分で収集して安全を精査するしかないのだと思いました。

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