出版社内容情報
精緻な分析に基づく、政治的リテラシー育成に関する理論と実践の往還
小学校段階において、ほとんど行われてこなかった政治的リテラシーを育成する実践に挑む意欲的研究。
不明確にされてきた、内容・方法・評価のあり方に焦点を当て、3つの実践を丁寧に分析します。
内容説明
小学校段階において、ほとんど行われてこなかった政治的リテラシーを育成する実践に挑む意欲的研究。不明確にされてきた、内容・方法・評価のあり方を明確にする。
目次
序章 本研究の動機と目的(政治的リテラシー教育をめぐる動向;先行研究の検討 ほか)
第1章 政治的リテラシー教育の現状と課題(政治的リテラシー教育を支える民主主義観;小学校社会科で育成する政治的リテラシー ほか)
第2章 政治的リテラシー教育の内容・方法・評価(政治的リテラシーを育成する学習内容と「当事者性」;政治的リテラシーを育成する学習方法―「判断の規準」に基づいた論争と「熟議的転回」 ほか)
第3章 実践授業の分析(本研究の対象;研究の方法 ほか)
終章 本研究の意義と今後の展望(本研究の総括;本研究の成果と課題)
著者等紹介
岡田泰孝[オカダヤスタカ]
東京都の区立小学校勤務を経て、1996年から、お茶の水女子大学附属小学校・教諭。学習分野「市民」創設、新教科「てつがく」創設など、初等教育におけるシティズンシップ教育への挑戦を試みる。現在は“価値判断力・意思決定力を育成する社会科授業研究会”副代表、“日本シティズンシップ教育フォーラム”アドバイザー等も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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