日本漢詩への招待

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784490208269
  • NDC分類 919
  • Cコード C0095

内容説明

日本漢詩の変遷や面白さを、時代ごとに作品・具体例を挙げ、現代語訳を併記し読みどころや味わいをわかりやすく優しく解説。

目次

第1章 中国漢詩の世界
第2章 奈良時代以前の漢詩―『懐風藻』
第3章 平安時代の漢詩―道真への道
第4章 平安時代の漢詩―菅原道真
第5章 平安時代の漢詩―道真以後
第6章 鎌倉・室町時代―五山文学を中心に
第7章 江戸時代の漢詩―前期
第8章 江戸時代の漢詩―後期
第9章 明治時代の漢詩

著者等紹介

鈴木健一[スズキケンイチ]
1960年、東京生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院博士課程単位取得退学。現在、学習院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Mijas

50
中国の漢詩を概説するページから始まり、続いて日本の代表的な漢詩が平安時代〜明治時代まで時代毎に取り上げられているので、とてもわかりやすい。著者が「漢詩の日本化」と言っているように、漢詩の特徴である論理性や写実性に、日本人らしい情緒的表現が加わった漢詩が紹介されている。中国文化・文学が日本人に合うように受容されてきたことがわかるような構成で、日本人の詩歌表現の奥深さを感じることができた。菅原道真、絶海中津、頼山陽などに著者の思い入れが感じられるが、印象に残ったのは江馬細香、中野逍遥。2016/02/16

残心

2
漢詩が古くからたくさんの日本人に親しまれていたことがよく分かった。 多くの日本人による漢詩を紹介してくれているが、個人的には「頼山陽」の漢詩が印象に残った。 漢詩の文化が今後日本で発展することは考え難く、このままでよいのか疑問だが、小学校から英語の授業が始まるご時世なので如何ともしがたい。2015/10/18

星規夫

1
本当に優しい入門書で、日本において漢詩という表現形式がどのような意味を持っていたのか、どのような人々によって担われたのか、どのように発展していったのか、等の事柄がとても分かりやすく記されている。これを読めば、漢詩のみに留まらず、古典文学の楽しさに少なからず目覚めさせられるのではないかと思った次第。2014/12/27

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