基礎からの日本語音声学

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  • サイズ A5判/ページ数 269p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784490207231
  • NDC分類 811.1
  • Cコード C0081

内容説明

音声学についてまったく知らない人でも理解できるように専門用語をなるべく避け、楽しく読みながら音声学の基礎と日本語音声の特色がわかる一冊。

目次

音声って?
母音ってヴォイン?
風邪薬に発音記号が入ってる?
早口言葉はなぜ言いにくい?―このくぎ抜きは引き抜きにくい
目で見る音声
音は何で聞く?
母音いろいろ
子音いろいろ
「うーん」「ふーん」―文字通りに言わない音声
「あ」に濁点がつくってどういうこと?
高さの違いで意味が変わる?
幸せなら手をたたこう
日本語の音声

著者等紹介

福盛貴弘[フクモリタカヒロ]
1970年大阪府大阪市生まれ。1995年岡山大学文学部卒業。2003年筑波大学大学院博士課程文芸言語研究科修了。博士(言語学)。現在、大東文化大学外国語学部准教授。実験音声学・言語学を専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たろーたん

3
地味に一番覚えているのが「バ」と「ヴァ」の単語を比較したところ。ヴァイオリンが市民権を得たので、日本語でもVを発音する様になってきたと思っていたけど、「バイオレンス」「バレーボール」「カバー」「ビーナス」「ビジュアル」「ビデオ」「テレビ」「アクティブ」「セーブ」「ドライブ」「ファイブ」「ベクトル」「ベジタブル」「リベンジ」「ボイス」「ボーカル」「ボリューム」など全然Bで発音しているものが多い。やっぱり、日本人にVとBの発音とか無理なのよ。2023/04/23

Танечка (たーにゃ)

2
日本語をベースに音声学を考えていくので、入門としてはちょうどよい感じだった。日本語にない音声の話題も補足としてときどき入っているけど、そういうのは書籍ベースで勉強すると難しいからなぁ。。。音声学の雑学っぽい知識には知らないものもあったので、読んでよかった。2019/03/08

しふぉん

2
大学図書館で借本。(←長らくの延滞ごめんなさい)本当に基礎から詳しくわかりやすく書いてくれてある。導入の会話は楽しんで書いたんだろうな、とか。授業等で勉強してさすがにもう分かるというところやサウンドスペクトログラムはさっと流しつつ、アクセントには意味カテゴリー表示機能がある等新しい知識も手に入れた。あと、日本語のアクセントの話は理論を聞く分には本当に面白いと思うけど自分で考えるのがどうしても苦手。高なのか低なのかわからない。2016/08/10

aoi

2
読みやすい。また詳しい。日本語をIPAで記すときに、詳細には補助記号を使い示すのだが、その表記の求め方が載っている。また、ある調音に対し複数の表記が考えられる場合にも、その中の一つがなぜ一般的になっているかの解説があるなど、とてもていねい。音響音声学や聴覚音声学にも触れられている。静音・濁音の歴史なども。とても勉強になった。2015/01/10

co1024

0
早口言葉がなぜ言いにくいか、「ヴ」を日本人はどう発音しているか、「銀だこ」「京たこ」はどうして濁点がついたりつかなかったりするのか等とっつきやすいテーマから理論的に分かりやすく解説しているので、気軽に読める一冊。2016/11/12

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