出版社内容情報
IT企業の会長・釜田芳人から自叙伝の代筆の依頼を受けた、フリーライター・上阪傑。余命半年だという釜田とは、以前支払いトラブルがあったのに再度依頼してくるのは何故なのか? 取材を進めるにつれ、これまで明かしてこなかった創業エピソードの連続に驚く、と同時にこの依頼の裏に何があるのか疑念は深まっていく――。吉川英治文学新人賞作家が描く、渾身のミステリ。
内容説明
時代を先取りするカリスマ経営者として有名な、IT大企業の会長・釜田芳人から直々に、自叙伝の代筆の依頼を受けた上阪傑。余命六カ月だという釜田とは、かつて三冊の著作を代筆した後に支払いトラブルとなり、実に十一年ぶりの再会だった。病床にある釜田を訪ね、一日一時間の約束で取材を進めていくと、これまでどこにも明かしてこなかったエピソードが出てくるのみならず、今までの本の内容に嘘があったことがわかってくる―。この依頼の裏に果たして何があるのか…。吉川英治文学新人賞受賞者が、“出版界の闇”に鋭く切り込む、驚愕のミステリ。
著者等紹介
本城雅人[ホンジョウマサト]
1965年神奈川県生まれ。明治学院大学卒業。サンケイスポーツで記者として活躍した後、2009年『ノーバディノウズ』が第16回松本清張賞候補となりデビュー。2016年『トリダシ』で第18回大藪春彦賞候補、第37回吉川英治文学新人賞候補、2018年『傍流の記者』で第159回直木三十五賞候補。2017年『ミッドナイト・ジャーナル』で第38回吉川英治文学新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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おつぼねー