創元クライム・クラブ<br> アリス殺し

個数:

創元クライム・クラブ
アリス殺し

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月19日 17時38分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488025465
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

複数の人間が夢で共有する〈不思議の国〉で次々起きる異様な殺人と、現実世界で起きる不審死。驚愕の真相にあなたも必ず騙される。鬼才が贈る本格ミステリ。

内容説明

“不思議の国”の住人たちが、殺されていく。どれだけ注意深く読んでも、この真相は見抜けない。10万部突破『大きな森の小さな密室』の鬼才が放つ現実と悪夢を往還する“アリス”の奇怪な冒険譚。

著者等紹介

小林泰三[コバヤシヤスミ]
1962年、京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」が第10回SFマガジン読者賞(国内部門)を受賞し、同短編を表題作とした2002年刊行の短編集は、第22回日本SF大賞候補作となった『ΑΩ(アルファ・オメガ)』に続き、第23回日本SF大賞候補作となる。11年刊の『天獄と地国』で第43回星雲賞(日本長編部門)を受賞。ホラー、ハードSF、ミステリなど、幅広いジャンルで創作活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

485
設定のおもしろさが事件の謎を上回る。しかも事件の真相もまた水準が高い。2つの世界を往復(?)する登場人物たちが、どのように動き、世界の構造に対応するかが、まずは見もの。しかし本当の謎は、まだそこから始まるのである。あとから考えれば真相は見抜けてもおかしくないが、読んでいる途中では無理な相談。それにしても会話がまぬけすぎて笑える。天才的にシュールな漫才として読めるし、考え抜かれた虚をつく論理を、さりげなく織り込むワザにはうなる。個人的にはグロシーンが苦手なので、そこは遠慮したかった。2020/03/18

✴✴ 🎀 𝒴𝓊𝓇𝒾𝓃𝒶 🎀 ✴✴

463
本格ミステリーでした。そしていつも読まないジャンル。なので、とても新鮮な気持ちになることができました。なので本当に良かったです。少しグロテスクでしたが、面白かったです。また再読したいです。2020/04/08

青乃108号

376
夢と現実の世界がリンクする、前代未聞のミステリー。物語は夢の世界と現実の世界を行きつ戻りつするが、構成の巧みさか、もたつく間もなく一気に読ませる。終わってみればちゃんとミステリーだったな。面白い作品で満足しました。ルイス・キャロルの原典を読んではいないけど、何となく知ってる程度で大丈夫かと。2022/07/05

barabara

302
SFとファンタジーが苦手な私が話題に逆らえずに手に取った一冊。読ませる読ませる、ぐいぐい。不合理が合理に買った瞬間なんて、そうそう遭遇できるもんじゃない。すごい本だった。アイディアというより、理屈で読書をねじ込むその力量に恐れ入った!完2013/11/14

優愛

276
不思議の国のアリスの世界観をしっかりなぞったチグハグな会話が素敵。殺人の場面には目を瞑ってしまいながらもページを捲る手を止められない面白さ。さようなら、不思議の国の住人さん。ハンプティ・ダンプティもグリフォンも白兎も蜥蜴のビルも皆々消えちゃった。ここにはあの物語でお馴染みの道案内をしてくれる優しいチェシャ猫はいないのに。本当の一人ぼっちになってしまうのに。ああ。「おはよう、アリス」死刑を終えた血だまりの世界へようこそ。また今日も夢に溺れる日々を過ごすのね。繰り返しの世界で裁かれる次の住人は――あなたかも。2015/06/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7147972
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。