ミステリ・フロンティア<br> 431秒後の殺人―京都辻占探偵六角

個数:
電子版価格
¥1,899
  • 電書あり

ミステリ・フロンティア
431秒後の殺人―京都辻占探偵六角

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月25日 20時32分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488020170
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「あんた、失せ物を探して欲しいんやろ?
犯罪者を刑務所にぶちこめる証拠を」
“辻占”で失せ物を探し当てる名探偵と助手が挑む
古都・京都の21世紀型不可能犯罪!
第16回ミステリーズ!新人賞受賞作家による
全編ハウダニットのデビュー作

最重要容疑者は、被害者の死亡時刻の前後はタクシーに乗っていた。駆け出しカメラマンの安見直行は、写真の楽しさを教えてくれた恩人である叔父の死の謎を解き明かすため、道のさざめきから啓示を得て、失せ物を見つけ出す辻占の達人が主をつとめる六角法衣店を訪れる。「死亡事故」を他殺と証明する証拠を探し出すためだ――不機嫌で気紛れな探偵とお人好しのワトスン役が遭遇する五つの難事件。第16回ミステリーズ新人賞受賞作家が描く、古都・京都の21世紀型不可能犯罪!

内容説明

写真を撮る楽しみを教えてくれた、松原京介の不可解な死。離婚話で揉めていた彼の妻は、関与が疑われたものの、死亡時刻にはタクシーに乗っていた。どこをどう見ても、不運な事故としか考えられない状況だったが―恩人の死をその妻の仕業と確信した駆け出しカメラマンの安見直行は、祖母の助言によって六角法衣店を訪れる。店の主は代々京の辻や橋に立ち、道のさざめきから神託を受け、失せ物を見つけ出すことができるというのだ。直行は恩人の死亡事故を他殺と証明する証拠を探して欲しいと依頼するが、若くて無愛想な店主・六角聡明からは、けんもほろろに断られてしまう。だが、直行の撮った一枚の写真がきっかけで、六角は事件の証拠探しに協力を約束する。現代のガジェットによって構成された不可能犯罪を、緻密な論証で見事に解き明かす表題作ほか全五編を収録。第十六回ミステリーズ!新人賞受賞者による出色のデビュー連作集。

著者等紹介

床品美帆[ユカシナミホ]
1987年大阪府生まれ。同志社大学卒。2017年、「赤羽猫の怪」が第15回北区内田康夫ミステリー文学賞区長賞を受賞。18年、『レッドカサブランカ』が第28回鮎川哲也賞最終候補に、「ROKKAKU」が第15回ミステリーズ!新人賞最終候補となる。翌年「ツマビラカ―保健室の不思議な先生」で第16回ミステリーズ!新人賞を受賞(受賞後、「二万人の目撃者」に改題)。魅力的なキャラクターの軽妙な会話劇に加えて、現代のガジェットを用いた骨太の物理・機械トリックも見どころとなる、新世代の本格ミステリの書き手として期待を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みかん🍊

93
京都を舞台に法衣店主であり辻占の六角をカメラマンの直行が恩人の死の真相を求めて訪れるところから始まる5話の事件簿、しかし二人の周りで殺人事件起こり過ぎやろと探偵物にありがちな突っ込みをいれる、辻占いというより殆どが六角の推理で解決、4話のDJは自業自得やろと言いたくなる最低な人間だった、そんな人をすぐ信じてお節介を焼いて調べる直行は名前の通り直行過ぎて人が良すぎる、冷静で皮肉屋な六角とはいいコンビです、5話は六角の母の失踪事件が明かされり切ない結果でした、二人のシリーズがまだ続きそうな感じです。2022/07/27

aquamarine

82
失せ物を見つけ出す辻占の達人である法衣店の主・六角の元に叔父の死亡事故の真相を知るためにやってきた、カメラマン安見。彼らは事故の前の様子を詳しく調べ、真相を明らかにし、その後バディのように様々な事件に当たることになる。辻占とはいえ事件を解き明かすのは情報収集から導き出される理路整然としたもので、様々なトリックはどれも綺麗で読みやすい。安見がお人好しすぎるので心配になったがそれも物語の味なのだろう。5編全てが血生臭い事件だが、ラストがぼやけないところも好み。特に最終話のラスト3行は気に入った。次作にも期待。2022/06/24

R

69
そんなことあるか?と思いつつも、凝ったトリックの事件を扱った推理小説。犯人がどうしたとか、動機がなんだとかではなく、どうしたかというところが面白いので、さくさく読めてよかった。割と犯人がひどいというか、でてくる人間が主人公サイド以外は、だいぶ悪い感じなのでもやっとすることもなく懲悪を楽しめるのもよかった。表紙だと優男の絵だけど、読んだ感じでは、もっとおっさんぽいというか、ワトソン役が美男で、探偵はもっさりしてる方が合ってるように思ったが余談だな。2022/10/06

koma-inu

61
連作5短編集。「京都辻占探偵六角」という響きがいいです。ただし、占いで解決する事はあまり無かったですが😅六角とワトソン役の安見の掛け合いは面白い、特に最終話に安見が感情的になるところは、ジーンと来ました。イチオシは表題作「431秒後の殺人」。自動殺人トリックは、なかなかダイナミック。こんなの無理やろ!と思われるかもですが、京都のキッチリした街並みならあり得るのかな?と、京都に2年住んでた私は思いました。2022/12/19

さっちゃん

54
京都の細い路地の奥、袋小路の行き止まりにある『六角法衣店』。失せ物探しでは天下一品と評判の「占い師の六角さん」を探して店を訪れたのは、駆け出しカメラマンの安見。事故が他殺である証拠探しを依頼した安見に六角は協力することになり…。/不可能犯罪のハウダニットを解き明かす5編からなる連作短編集。無愛想な六角とお人好しの安見のコンビが良い空気感で、作品の雰囲気を和らげる。物理トリックや心理トリックなどを用いた事件の謎解きはミステリとして面白く、物語としても読みやすい。ぜひシリーズ化してほしい作品。2022/06/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19490321
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。