内容説明
英国・アイルランドを中心に、ヨーロッパの民間伝承やケルト神話に登場する、この世ならぬ存在=妖精の約300種について幅広く解説。妖精の起源、分類、行為、性質などを語り、古代から現代に至るヨーロッパ人の想像力、自然に対する畏敬の念を探る。中世ロマンス、シェイクスピア、ロマン派詩人、『不思議の国のアリス』、『ピーター・パン』、『指輪物語』から「ハリー・ポッター」などファンタジー文学までを語る、ユニークな文学史。ペイトン、フィッツジェラルド、ラファエル前派、ラッカムなど、今注目の妖精画の画家と作品を初めて解説。
目次
第1章 妖精一覧
第2章 ケルトの神々と風習
第3章 キリスト教とギリシア・ローマ
第4章 妖精の起源と人間との関係
第5章 妖精関連項目
第6章 妖精の文学
第7章 創作芸術
付録
著者等紹介
井村君江[イムラキミエ]
明星大学名誉教授・福島県金山町妖精美術館館長・うつのみや妖精ミュージアム名誉館長。栃木県に生まれる。1965年、東京大学大学院比較文学比較文化博士課程修了。Cambridge,Lucy Cavendish CollegeのVisiting Scholar(1977~79、1982)、Oxford,Magdalen CollegeのVisiting Scholar(1997~98)、Kingston Uni‐versityのLecturer(1998)、早稲田大学講師、鶴見大学・明星大学教授を歴任。イギリス・フォークロア学会終身会員、イギリス児童文学会顧問、日本ワイルド協会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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