内容説明
「美術家」はいつ生まれたのか?日本美術にとって「近代」とはなんだったのか?「国家」はどのように美術と関わってきたのか?江戸末期から21世紀まで日本近現代美術の流れを知るための総合的な事典。
目次
歴史編(~1870年代 「近代美術の幕開け:江戸時代に始まる近代化と激動の幕末・明治」;1870年代~1900年代 「美術制度の確立と表現の多様化:明治時代」;1910年代 「近代日本美術の青春期:明治から大正時代へ」;1920年代~1930年代 「新興美術の誕生:大正から昭和戦前期」;1910年代~1940年代(美術交流史) 「両大戦間期の文化交流:美術家の海外体験と異文化表象」
1930年代~1940年代 「外来主義と土着主義の相克:昭和戦中期から戦後へ」
1950年代 「リアリズムとアヴァンギャルド:戦後の再出発」
1960年代 「物自体から関係としての物質へ
前衛美術の転換期」
1970年代 「“反芸術”の芸術化:作ることの失墜」
1980年代 「ポストモダンと美術:同一性の芸術から差異の芸術へ」
1990年代~ 「グローバリゼーションと現代美術:多元化・平準化・電脳化する社会の中で」)
事項・テーマ編(日本近現代美術「前史」;美術:作品と運動;美術:理論/メディア/制度;美術:社会の中の美術)
用語編(806項目:美術用語/人名/団体名)
資料編
著者等紹介
多木浩二[タキコウジ]
評論家
藤枝晃雄[フジエダテルオ]
美術評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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